家で米粉だんごを作ってみたけど、予想以上に硬くなっちゃった経験、ありませんか？
そんな時のために、柔らかい団子の作り方と、なぜ硬くなってしまうのか、そして対処法をしっかり解説していきます。
硬さを防ぐ！米粉だんごのコツ
ふんわりとした米粉だんごを作るための方法をいくつか紹介しますね。
もち米由来の粉（白玉粉）をチョイス
米粉には様々な種類があるんです。
白玉粉や上新粉、団子粉など、それぞれ特徴を持っています。
もち米から作られた白玉粉を使うと、だんごが硬くなりにくく、仕上がりもより柔らかくなりますよ。
実は、白玉粉はもち米から、団子粉はうるち米ともち米を混ぜて作られ、上新粉はうるち米から作られているんです。
白玉粉を使うと、冷えてもその柔らかさを保つことができますし、粒子が細かいために口当たりもいいんです。
小さなお子さんやお年寄りが食べる場合でも、白玉だんごは飲み込みやすく、安心して召し上がれます。
砂糖で柔らかさをキープ
砂糖を加えることで、だんごに水分を閉じ込めることができ、柔らかさが長持ちします。
ただし、砂糖を入れると当然甘くなりますから、甘いだんごを好まない場合は、この方法を避けたほうがいいでしょう。
でも、甘いだんごがお好きなら、米粉に対して20～30％の割合で砂糖を混ぜてみてくださいね。
甘いだんごは、あんみつに入れたり、黒蜜をかけても美味しくいただけますよ。
豆腐を加えてみよう
豆腐は、ほとんどが水でできており、水分を豊富に含んでいます。
豆腐を団子の生地に混ぜ込むことで、生地がたくさんの水分を吸収し、翌日になっても柔らかさをキープできるんです。
放置すると豆腐から自然に水分がにじみ出るように、団子に加えることで内部からじんわりと水分を放出し、長時間の柔らかさを保ちます。
ぜひ、このレシピで試してみてください！
材料
- 米粉 120g
- 絹豆腐 100g
- 砂糖 小さじ4
作り方
- 米粉と絹豆腐、砂糖を混ぜ合わせ、しっかりと潰しながら混ぜます
- その生地を手で丸めます
- 大きな鍋にお湯を沸かし、丸めた団子を入れて浮き上がってから約5分間茹でます
- 冷水でしっかりと冷やし固めたら完成です
水に浸しておけば、2日間ほどはその柔らかさを保つことができますよ。
もっちりとした米粉だんごにする秘訣
もし団子が硬くなってしまった場合でも、柔らかく戻す方法がありますよ。
電子レンジでの加熱
団子が硬くなる主な理由は、水分不足です。
電子レンジを使って水と一緒に加熱することで、もう一度柔らかくすることが可能です。
ただ単に温めるだけでも柔らかくなりますが、水を加えて加熱することで、より美味しく仕上がります。
蒸し器がない場合でも、お皿や保存容器に少量の水を入れ、電子レンジで加熱するだけで、簡単に蒸し料理を楽しむことができます。
再び茹でてみる
もう一度茹でることで、水分を補給し、もとの柔らかさを取り戻せます。
例えば、おでんの具として使ったり、ぜんざいの汁に直接入れて加熱すると、手軽に美味しく復活させることができます。
時間の節約にもなりますね。
焼いてみる
焼くことによっても、団子を復活させることができます。
この方法を使うと、外側が少し焼けた感じになります。
そんなカリっとした食感が楽しめる、しょうゆ味（+焼きのり）や、みたらし団子などには最適です。
あんこやきな粉をかけて食べても、とても美味しいですよ。
米粉だんごが硬くなる理由とは？
米粉から作るだんごが硬くなってしまったり、味が落ちてしまう背景にはいくつかの原因があります。
水分が失われたことによる硬さ
米粉内のでんぷんが水を吸うことで柔らかくなりますが、時間がたつにつれて水分が失われ、結果としてだんごが硬くなってしまいます。
だんごを柔らかく作るコツは、水分をしっかりと含ませることにあります。
茹でる際のお湯の量が足りない
だんごを茹でる時は、十分な量のお湯で行うことが大切です。
お湯が少ないと、だんごが均等に加熱されずに十分に柔らかくならない可能性があります。
上新粉を使用した場合
上新粉はうるち米から作られ、もち米由来の白玉粉や団子粉とは異なります。
もち米に含まれているデンプンは、加熱することで水分をたくさん吸収し、粘りともちもち感を出し、時間が経っても水分を保持しやすいです。
しかし、うるち米から作られた上新粉は、時間が経つと硬くなりがちです。
お湯で練る
上新粉を使用した団子を柔らかく、もちもちとした食感にするための秘訣は、生地を練る際に水ではなくお湯を使用することです。
蒸すか茹でるか
上新粉で作るだんごは、茹でるよりも蒸した方が、柔らかくもちもちした食感になりやすいです。
蒸し器が手元になくても、電子レンジを使って簡単に蒸し料理を作る方法があります。
上新粉を使う場合は、この技を使って、おいしいお団子を作るとよいでしょう。