料理をしていると、「1ccは1gでいいのかな？」と疑問に思うことがよくあります。
レシピによって、材料の量がグラム（g）で示されているものもあれば、cc（またはml）で表されているものもあります。
この記事では、料理において役立つ体積と質量の基本知識をご紹介します。
まずは、cc（シーシー）とg（グラム）の違い、1ccが1gと等しいかどうか、さらに計量スプーンやカップを使った際の食材の重さについて説明します。
体積を示す単位であるccは、mlと同じで、1ccは1mlに相当します。
体積から質量への変換
水では、1ccが約1グラムと等しいです。
しかし、他の物質については、1ccの質量が異なりますので、重さも変わります。
以下は、特定の液体や材料での1ccの重さです。
- 水：1cc = 1グラム
- 牛乳：1cc = 1.03グラム
- 油：1cc = 0.9グラム
- めんつゆ：1cc = 1.15グラム
- しょうゆ：1cc = 1.15グラム
- 小麦粉：1cc = 0.55グラム
cc（シーシー）とg（グラム）の詳細な定義
「cc」は体積を示す単位で、正式には立方センチメートル（cubic centimetre）を意味します。
しかし、現代ではml（ミリリットル）の方が一般的に使用されます。
1,000ccは1リットル、または1,000mlに相当し、これは1,000立方センチメートルと同じです。
一方、「g」は質量（重さ）を示す単位で、1,000gは1キログラム（kg）と等しいです。
cc（シーシー）とg（グラム）の基本的な違い
「cc」は体積を、「g」は質量を表す単位であり、それぞれ異なる性質を測るためのものです。
そのため、「cc」と「g」が同じ値を示すわけではありません。
ただし、物質によっては、1ccがほぼ1gと一致する場合もあります。
例えば、水の場合、1ccがおよそ1gに等しいことを覚えている方も多いかもしれません。
水の密度は、4℃の時点で999.972 kg/m³（0.999972 g/cm³）となっています。
密度は温度に依存するため、温度が変わると値も変化します。
例えば、25℃では水の密度は997.0479 kg/m³（0.9970479 g/cm³）です。
調味料と食材の重量変換：計量スプーンとカップを使用して
料理でよく使われる計量ツールには小さじ（5cc）、大さじ（15cc）、計量カップ（200cc）があります。
ここでは、これらの計量器具を使用した際の様々な調味料や食材の重さについて説明します。
これにより、キッチンスケールがない場合でも正確な量を測定するのに役立ちます（参照：646食品成分表 東京法令出版）。
主要な調味料の重さ
こちらでは、小さじ1杯、大さじ1杯、カップ1杯で計測した調味料の重量を一覧にまとめています。
それぞれ、小さじ1杯（5cc）、大さじ1杯（15cc）、カップ1杯（200cc）の順で重さを記載しています。
- 水：5g、15g、200g
- 精製塩：6g、18g、240g
- 上白糖：3g、9g、130g
- グラニュー糖：4g、12g、180g
- しょうゆ：6g、18g、230g
- 酢：5g、15g、200g
- みそ：6g、18g、230g
その他の調味料と食材の重さ
さらに、他の一般的な食材や調味料の重さもまとめています。
それぞれ、小さじ1杯（5cc）、大さじ1杯（15cc）、カップ1杯（200cc）の順で重さを記載しています。
- 小麦粉（薄力粉）：3g、9g、110g
- パン粉：1g、3g、40g
- 牛乳：5g、15g、210g
- トマトケチャップ：6g、18g、240g
- めんつゆ（ストレートタイプ）：6g、18g、230g
- めんつゆ（3倍濃縮タイプ）：7g、21g、240g
これらの情報は、料理の準備時に迅速かつ正確に材料を計量するのに非常に便利です。