注意書きなどに使う記号は、それぞれ、次のように打つと出てきます。
- ※ は「こめ」「こめじるし」
- * は「あすてりすく」「ほし」
- ⚠ (△の中に!のマーク)は「きけん」
- 🚫 (○の中に斜線のマーク)は「きんし」
- !は「びっくり」
- # は「いげた」
- †は「だがー」
- § は「せくしょん」
この記事では、注意マークをどう表示させるかについて、詳しく解説します。
WordやExcel、スマホでも使えるので参考にしてください。
(文字化けして正しく表示できていない文字があるかもしれません)
いろんな注意マーク(記号)をキーボードやスマホで入力する方法
「注意してほしい点がここにある!」や「ここ重要!」みたいな時に、よく見かける「※」や「*」などの記号。
自分でも使いたいなと思った時に、どうやったら表示できるのか、わからない文字もあるでしょう。
試しに「ちゅうい」と打って変換してみたところ、記号は何も出てきませんでした。
注意マークを表示させるには、冒頭でご紹介したように、対応する単語を入力して変換する方法がポピュラーです。
スマートフォンでも、同じ方法で変換できます。
この他には、文字に割り当てられた「文字コード」を入力して変換する方法や、文字をコピーして貼り付ける方法があります。
まずは、記号に対応する言葉を入力して変換する方法について、解説していきますね。
米印(こめ・こめじるし)
最初にご紹介するのはこの記号です。
※
「米」の字を傾けた形に見えることから、「米印」とも呼ばれています。
よく見かける記号ですが、日本以外では使われないようです。
「こめ」または「こめじるし」と打って変換すれば、候補に出てきますよ。
パソコンのキーボードで入力する手順は、普段、文章を入力する方法と同じです。
- 「こめ」または「こめじるし」と入力します
- スペースを2度押すと変換候補が出ます(スペースの横の「変換」を一度押しても同じです)
- 出てきた候補から「※」を選びます
スマホの場合は「変換」を押さなくても、単語を入力した時にすぐに変換の候補が出ると思うので、その中から「※」を選べばOKです。
アステリスク(アスタリスク)
次にこの記号。
*(全角)
*(半角)
どちらも「あすてりすく」や「ほし」と打てば、変換することができます。
「アスタリスク」と呼ばれることが多いですが、英語でasterisk(小さい星)なので、表記としては「アステリスク」が正しいようです。
そのため、パソコンでは「あすたりすく」で変換しても候補に出てきません。
パソコンで入力する場合は「あすてりすく」で変換してくださいね。
スマホの場合は「あすたりすく」でも変換できました。
スマホでは、この3つのどれでも変換できます。
- あすてりすく
- あすたりすく
- ほし
単語登録する方法
パソコンでは*を「あすたりすく」で変換することができませんでした。
もし「あすたりすく」で出るようにしたい、という場合は、単語登録がおすすめです。
- パソコンの右下のタスクバーにある「あ」または「A」のマークを右クリック
- 出てくるメニューから「単語の登録」を選択
- 「単語(D)」欄に「*」を入力します。直接タイピングしても、コピぺでもOKです
- 「よみ(R)」欄に「あすたりすく」と入力します
- 「登録(A)」ボタンをクリックすると、単語の登録が完了します
単語登録れば、「あすたりすく」と入力して変換した時に「*」が候補に表示されるようになりますよ。
キーボードから直接入力する場合
アステリスクは、キーボードで直接入力することもできます。
半角の「*」は、右側のテンキーの一番上の列にあります。掛け算などでも使いますね。
全角の「*」は、「Shift」キーを押しながら、キーボードの「:(け)」を押すと表示できます。
スマホでも、「+」や「-」などの近くに「*」があったり、記号入力モードや数字入力モードで「*」をタップすると、半角や全角のアステリスクが選べたりします。
使っているスマホのキーボードの種類で違ったりするので、ご自身のスマホで確認してみてください。
警告マーク(きけん)
「△」の中に「!」が書いてあるマーク「⚠」は「きけん」と打つと出てきます。
警告マークと言う名前です(英語でwarning)。
注意や危険を知らせるマークとしてよく見かけます。
スマホでは「けいこく」でも変換できますが、パソコンでは出てこないので「きけん」と打ちましょう。
ちなみに、「きけん」と打つと、この警告マーク以外にも「放射能標識」や「ドクロ」のようなマークも表示されます。
パソコンで、「けいこく」と打ったときの変換候補に「⚠」を出したい場合は、単語登録をするとよいでしょう。
やり方は、アスタリスクを登録する方法と同じです。
また、三角が黄色く塗りつぶされた警告マーク「⚠️」は「きけん」と打っても出てきません。
このマークを使いたい時は、文字をコピーして貼り付けると良いでしょう。
禁止マーク(きんし)
「きんし」と入力すると「○」の中に斜線が入った記号(🚫)が出てきます。
その名の通り「禁止」を示すマークです。
スマホの場合は、赤一色のマークしか出てきませんでした。
また、WordやExcelで入力した時の色は黒でした。
斜めのラインの向きが、右上から左下へと逆の場合もありました。
同じパソコンでも、アプリケーション、ソフトウエアによって違う表示になることがあります。
その他の注意マーク
これまで取り上げた4つの記号以外にも、注意マークに使われる記号がいくつかあります。
入力の方法を簡単にご紹介します。
感嘆符(びっくり)
「!」は、ご存じの方が多いと思いますが、パソコンでは「Shift+1(ぬ)」と打つのが一般的です。
エクスクラメーションマーク、感嘆符と呼びます。
言葉で入力する場合は「びっくり」で出ます。
番号記号(いげた)
#(全角)#(半角)は「いげた」と入力すると出ます。
こちらも、パソコンでは「Shift+3(あ)」と入力する方法が一般的です。
番号記号、ナンバーサイン、ハッシュ記号、井桁(いげた)など、いくつかの呼び方があります。
短剣符(だがー)
† は、短剣符(たんけんふ)と呼びます。
「だがー」と入力すれば出ますよ。
セクションマーク(せくしょん)
§ は、セクションマークと呼びます。
「せくしょん」と入力すれば出ますよ。
注意記号を文字コードで表示する方法
普段使う注意マークは、これまでお伝えした変換で簡単に出せますが、各文字に割り当てられた「文字コード」を入力する方法もあります。
文字コードの例
- ※は「203B」
- *(半角のアステリスク)は「002A」
- ⚠(警告)は「26A0」
- 🚫(禁止)は「1F6AB」
入力の手順を、警告マークで説明しますね。
…といっても、「26A0」とタイプして、キーボードの「F5」を押すだけです。
注意点として、直接入力の場合は変換できないので「全角ひらがな」や「半角カタカナ」など、変換できる入力モードで打つようにしてください。
アルファベットの大文字のところは、Shiftキーを押さなくても大丈夫です。
例えば「全角ひらがな」モードで「26A0」と打つと「26A0」または「26あ0」となります。
このままの状態で「F5」を押せば「⚠」と表示されるはずです。
ただ、この方法を使うには、コードを入力しないといけないのでちょっと面倒かもしれません。
例えば※の場合、「203B」とタイプして「F5」を押すより、「こめ」と打って変換の方が、覚えやすいし楽だと思います。
ここまで、注意マークに使われるさまざまな記号の出し方をご紹介しました。
それでもうまく出ない時には「文字を選択してコピー&ペースト」すると、表示できます。
記号を文字の右上に小さく表示する方法
例えば、ワードやエクセルで「※」を上の方にに小さく表示させたい、という場合は、「セルの書式設定」から可能です。
小さくしたい記号を、マウスの左ボタンを押しながら選択し、右クリックで「セルの書式設定」を選びます。
セルの書式設定を開いたら、下の方にある「文字飾り」の「上付き」にチェックを入れて「OK」をクリックすると、文字が上に小さく表示されます。
文字化けに注意
注意マークを使う際には、文字化けに気を付けましょう。
文字を入力して変換する際、候補となる文字の横に[環境依存]と表示されることがあると思います。
今回の例で言うと、警告マークや禁止マークです。
このような文字は、環境依存文字(機種依存文字)と呼ばれています。
環境依存文字は、使っているOSが異なる場合に、文字化けする可能性があります。
OSの違いというのは、例えば、WindowsやMacintoshのようなことです。
実際に試してみたのですが、送った先で禁止マークが文字化けしていました。
別のメールでも試してみると、禁止マークは文字化けしませんでしたが、スマホで見た時に、警告マークが白ではなく黄色に変わっていました。
この記事の、警告マーク(⚠)や禁止マーク(🚫)も、見る環境によってはうまく表示できないかもしれません。
また、禁止マークの項目でお伝えしたように、同じパソコン内でも、WordやExcel、メモ帳では違う表示になったり、フォントによって色や形が変わることもあります。
というわけで、環境依存文字を使うときは、文字化けするかもしれないことを覚えておきましょう。
特に、ビジネス関連のメールには使わないように気を付けてくださいね。
まとめ
注意マーク記号を表示させる方法をご紹介しました。
- ※ は「こめ」「こめじるし」
- * は「あすてりすく」「ほし」
- ⚠ は「きけん」
- 🚫 は「きんし」
- !は「びっくり」
- # は「いげた」
- †は「だがー」
- §は「せくしょん」
「こめ」「あすてりすく」など、入力する単語は割と覚えやすいと思いますが、忘れてしまいそうな場合は、自分が覚えやすい名前で単語登録してもいいですね。