A4サイズの封筒に必要な切手料金についてご存知でしょうか?
履歴書や職務経歴書など、多くのオフィス文書がA4サイズ(角型2号)の封筒で送られます。
このため、適切な切手料金を知っておくことは重要です。
本記事では、A4封筒を利用する際の切手料金について、くわしく解説します。
※2024年秋以降に、郵便料金が値上がりする予定です
A4封筒の重量によって変わる切手の料金
A4封筒(角型2号)の最低料金は120円です。
これはA4封筒が「定形外郵便物」として扱われるためで、通常の定形郵便用の82円や92円の切手では足りません。
定形外郵便物(規格内)
定形外郵便物には「規格内」と「定形外」の2つのカテゴリがあり、それぞれの料金はサイズ、厚さ、重さによって異なります。
規格内というのは、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内で、以下が規格内の基本料金です。
- 50g以内 120円
- 100g以内 140円
- 150g以内 210円
- 250g以内 250円
- 500g以内 390円
- 1kg以内 580円
- 1kg以上の取扱いはなし
オプションを追加する際には、これらの基本料金に追加料金がかかります。
この一覧から、以下の事がわかります。
- 50g以下の重量であれば、120円の切手が必要
- 100gまでの重量であれば、140円の切手が必要
例えば、A4封筒(約5g)にクリアファイル(20~30g)、履歴書(約5g)、職務経歴書(約3g)を入れて送る場合、その重量は33gから43gとなります。
このため、120円の切手で十分です。
しかし、不安であれば、140円の切手を使用するのもアリです。
切手代が多めでも問題はありません。
A4封筒で3cm以上の厚みの書類の切手代
たとえA4封筒であっても、その厚さが3cmを超えると「規格外」とみなされ、異なる料金体系が適用されます。
具体的には、長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm以上、重量1kgを超える場合がこれに該当し、その結果、切手の料金も高くなります。
規格外郵便物の基本料金は以下の通りです。
- 50g以内 200円
- 100g以内 220円
- 150g以内 300円
- 250g以内 350円
- 500g以内 510円
- 1kg以内 710円
- 2kg以内 1,040円
- 4kg以内 1,350円
オプションサービスを追加する場合、これらの基本料金に加えて追加料金が必要です。
切手が足りなかった場合の影響は?
切手が足りない場合には、次のような問題が生じることがあります。
- 書類が送信されず、差出人に戻ってくる
- 書類が受取人に届くが、足りない切手代を受取人が支払わなければならない
このように、書類が送り主に戻されると時間の無駄になりますし、受取人に不足分の支払いを求めると迷惑がかかります。
これが取引先への重要書類や履歴書、職務経歴書の送付時に起こると、その評価に悪影響を与えることも考えられます。
これを避けるために、切手を多めに貼ることは有効な対策です。
不安な場合には、必要以上に切手を貼っておくことで、安心して郵送ができます。
郵便局で計測するのが確実です
A4封筒の切手料金に関する解説を進めてきましたが、最も確かな方法は、ご自身で地元の郵便局へ行き、窓口で直接計測してもらうことです。
郵便局では、書類の重さやサイズをすぐに測ってくれて、それに応じた正確な料金を知らせてくれます。
また、郵便物が宛先に到着する予定日も教えてくれるため、安心して送ることができます。
加えて、速達や書留などのオプションサービスを選択することもでき、状況に合わせて利用できるので便利です。
郵便を頻繁に送る場合は、自宅にデジタルスケールを置くとより便利になります。
まとめ
本記事では、A4封筒(角型2号)に必要な切手料金について詳しく説明しました。
- A4封筒の基本料金は120円です
- 履歴書や職務経歴書を送る場合には、120円または140円の切手が適切です
特に、重要な書類を送る際には、間違いを避けるためにも郵便局の窓口で計測してもらうことが推奨されます。