「未就学児」とは、小学校入学前の子どもを指します。
小学校は、4月1日時点で6歳になっている子どもが入学するので、具体的な年齢は「0歳～小学校入学前の6歳」です。
このほか、幼児、未就園児、小学生以下をまとめると以下のようになります。
- 「幼児」は、1歳～小学校入学前の子どもを指します。
- 「未就園児」は、保育園や幼稚園に通っていない子どものことです。0歳～6歳で園に通っていない子どもを指します（家庭によって園に入る年齢が異なるため）
- 「小学生以下」は、0歳～小学校6年生の子どものことです。
この記事では、生後間もない「乳児」から始まり、幼児、園児、小学生・・・、このほかにも「未就園児」「未就学児」など様々な呼び方について、具体的な年齢や違いを整理しました。
未就学児とは？何歳の子どものこと？
未就学児とは、「小学校に入学する前」の子どもを指す言葉です。
日本の小学校では、原則として 4月1日時点で6歳になっている子どもが入学します。
そのため、年齢の目安は0歳～6歳まで（ただし、小学校入学前まで）です。
「未（み）」には 「まだ〜していない」「〜に達していない」 という意味があります。
そのため、未就学児とは、「まだ就学していない子ども」ということになります。
保育園や幼稚園に通っているかどうかは問いません。
「未就学児」という表現は、日常会話ではあまり聞かれないかもしれませんが、教育や福祉の制度、子ども向けイベントなどで使われます。
幼児と未就学児の違い
「幼児」という言葉は、1歳～小学校入学前の子どもを指します。
一方で未就学児は、小学校入学前の子ども（0歳～）を指します。
新生児～幼児までの呼び方は以下の通りです。
- 新生児：生後28日未満の赤ちゃん
- 乳児：生後28日～1歳未満
- 幼児：1歳～小学校入学前の6歳の子ども
乳児と幼児を合わせて「乳幼児」と呼びます（0歳～小学校入学前の6歳まで）。
乳幼児は、未就学児と同じ時期を表していますね。
未就園児とは？何歳の子どもを指すのか
未就園児は、幼稚園や保育園に通っていない子どもを指します。
つまり「未就園児＝園に通わず家庭で過ごす子ども」と考えると理解しやすいです。
（園児とは、幼稚園や保育園に通っている子どもを指す言葉です）
幼稚園には3歳から通うことが多いので、未就園児の年齢の目安としては0歳～3歳が多いですが、園に通うかどうかが分類の基準で、年齢で判断するわけではありません。
2歳から通える幼稚園もありますし、保育園は0歳から入れるところも多いです。
また、園に通わず家庭で過ごしている3歳～6歳の子どもも未就園児として扱われることになります。
未就学児と未就園児の違いを整理
未就学児と未就園児の違いは、以下の通りです。
- 未就学児は、小学校入学前の子ども
- 未就園児は、園に通っていない子ども
未就学児と未就園児の関係は「未就園児は未就学児の一部」です。
未就学児と未就園児の違いを表にしました。
| 項目 | 未就学児 | 未就園児 |
|---|---|---|
| 対象 | 小学校に入学する前の子ども | 幼稚園・保育園に通っていない子ども |
| 年齢目安 | 0〜6歳（小学校入学前） | 園に通う前の年齢（保育園化幼稚園化で異なる） |
| 使用例 | 教育・医療・福祉の制度、イベント | 幼稚園・保育園の親子教室や健診 |
小学生以下とは？
テーマパークやレストラン、旅行プラン、様々なイベントで「小学生以下無料」という表示を見かけることがあります。
「以下」は、「ある基準をを含む、それより下の範囲」を表します。
そのため、小学生以下とは、小学生を含む、それより下の範囲となります。
具体的には「0歳～小学校6年生までの子ども」ということになります。
交通機関や旅行の際には、この区分が料金設定に影響を及ぼします。
小学校に入学すると子供料金が適用されることが多いからです。
交通機関では、未就学児は無料だったり、割引があったりします。
例えば、新幹線に乗る際、小学校入学前の子どもは、基本的には「おとな」や「こども」一人につき2人まで無料で同乗できることになっています（膝の上に座る場合）。
そして、小学生には「こども」料金が、中学生以上は「おとな」料金が適用されます。
これらの区分は企業によって差があるため、事前に正確な年齢を確認しておくと、計画を立てる際に役立ちます。
最後に、未満と以下、以上の意味と例をご紹介します。
- 未満 … その数を「含まない」下の範囲。例：3歳未満＝0歳・1歳・2歳。
- 以下 … その数を「含む」下の範囲。例：3歳以下＝0歳・1歳・2歳・3歳。
- 以上 … その数を「含む」上の範囲。例：3歳以上＝3歳・4歳…（これより上は何歳まででも）。
この基本を理解しておけば、どの年齢までが対象なのかを迷わず判断できます。
まとめ
未就学児・未就園児・小学生の違いは、園や学校に通うかどうかで整理できます。
未就学児は小学校入学前の子ども全体、未就園児は園に通っていない子ども、そして小学生は入学後の1年生～6年生の子どもです。
小学生以下は、これら全てを含む範囲となります（0歳～小学校6年生までの子ども）。
未就学児、未就園児、小学生以下といった区分は、意外と知られていないことが多いですが、公共交通機関やホテルの料金などに関わってくることもあるので、知っておくと便利です。
今回の情報が、さまざまな場面での計画に役立つとうれしいです。