プラ板はオーブンレンジでも焼ける!トースターがないときに代用できる道具を紹介
PR

プラ板はオーブンレンジでも焼ける!トースターがないときに代用できる道具を紹介

プラ版を焼いているところ 暮らし

トースターがない家庭でも、家にある調理器具を活用して、プラ板を加熱することができます。

実際に試して最も使いやすかったのは、オーブンレンジ(レンジではなくオーブン機能)です。

オーブンが、最も手軽で均等に加熱できるからです。

160℃くらいに予熱して使いましょう。

そのほかの手順は、トースターと同じです。

この記事では、オーブンレンジの他に、ホットプレートやフライパン、アイロンや魚焼きグリル、エンボスヒーターなど、トースターが無いときにプラバンを焼く方法についてもご紹介します。

トースターがない環境でも、プラ板作りを楽しみましょう。

スポンサーリンク

プラバンをオーブン(オーブン機能付き電子レンジ)で加熱する方法

プラ板工作には、一般的にトースターが使われます。

トースターがない場合でも、オーブン、またはオーブン機能がついた電子レンジを使用すれば、トースターと同じようにプラ板を加熱できます。

※レンジにオーブン機能がなければ使用できません

 

手順は以下の通りです。

失敗すると元に戻せないので、一度、切れ端など試してみることをおすすめします。

  1. 天板にクッキングシートを敷いて、160℃くらいに予熱します
  2. 予熱できたらプラバンを入れます
  3. 20~30秒間加熱し、縮み終わったらクッキングシートごと取り出し、本の間に挟みます

 

予熱する手間はありますが、操作自体は割と簡単です。

130℃くらいでもよいのですが、オーブンのドアを開けると一気に温度が下がるので、予熱の温度は高めにしています。

温度が下がってしまうので、プラ版を入れるときは、なるべく素早く行いましょう。

 

加熱する際は、適当に時間を設定しておき、プラバンがぐにゃーっと縮んで平らになってきたかなというところでストップして、すぐにクッキングシートごと取り出し、本の間に挟みます。

プラ板がぐにゃーっと反ってしまった場合も慌てず、少し待てば平らに戻ります。

(あまり大きすぎると反った時にくっついてしまうかもしれません)

反っている間に取り出すと、その形で固まってしまうので、触らないよう注意してください。

縮み終わったかな?(動かなくなったかな?)というタイミングですぐに取りだし、本に挟んで軽くプレスすると平らになります。

トースターがない場合にはオーブン(オーブン機能付き電子レンジ)がベスト!

この後、トースター以外でプラ板を作るさまざまな方法をご紹介しますが、トースターがない場合にはオーブンレンジが最適です。

ただし、オーブン機能がなければプラ板は作れませんのでご注意ください。

 

オーブンや、オーブン機能がある電子レンジは、以下の理由からプラ板作りに最も適しています。

  • 温度設定がシンプルで管理が容易
  • プラ板を途中でひっくり返す必要がない

オーブン機能付きの電子レンジを使用すると、他の方法と比べて操作が簡単で、手間がかかりません。

予熱を適切に行えば、綺麗なプラ板が簡単に作れます。

 

トースターがなくても、簡単に素敵なプラ板を作ることができるのは大きな魅力です。

子供と一緒に、プラ板が縮む様子を観察することができるのも楽しいですよ。

オーブントースターに比べ天板が広めなので、一度にたくさん作れたり、大きなものも置けますが、あまりたくさん焼くと隣とくっついてしまったり、取り出すときにうまくいかなかったりするので、1~3個くらいにしたほうが良いと思います。

オーブントースターがない場合に代用できる道具のリスト

オーブンやオーブンレンジでのプラバンの加熱方法についてご紹介しました。

その他にも、家にあるものでプラバン加熱ができる道具はあります。

トースター以外で加熱できるものを一覧にしました。

  • オーブン(オーブンレンジ):予熱が必要ですが、使いやすく均一に加熱しやすい
  • ホットプレート:温度管理がポイントです。蓋をして使います
  • フライパン:ホットプレートと同様、温度管理がポイントです。蓋をして使います
  • エンボスヒーター:クラフトが趣味の家庭では見かける道具ですが、一般家庭ではまれです
  • ヘアアイロン・アイロン:小さな作品に向いていますが、力の加減が難しいです
  • 魚焼きグリル:プラバンの加熱は可能ですが、温度調節が難しいです

このように、トースターがなくてもプラ板を作る方法はあります。

エンボスヒーターを除くこれらの道具を使用して、プラ板の制作を試みた結果を共有します。

ホットプレート

ホットプレートは下からの熱のみなので、フタでしっかりと温度を管理することが、成功への鍵です。

  1. クッキングシートか、しわしわにしたアルミホイルを敷き、フタを準備します。高温を維持するためフタは必須です
  2. 約150度に温めた後、プラ板を置いてすぐにフタをします。オーブンと比べ気密性が低いため、温度をやや高めに設定する必要があります
  3. プラ板が安定するまで加熱し続け、焦らずに取り出します。急いで取り出すと、プラ板が反ったり歪んだりする可能性が高まります

フライパン

フライパンを使ってプラ板を作る場合も、ホットプレートと同じく蓋を使用します。

手順も、ホットプレートと同じような感じです。

  1. クッキングシートを敷いたフライパンにフタをして、少し加熱します。フタをせずに加熱すると温度が安定せず、プラ板がうまく仕上がりません
  2. プラ板をフライパンに置いたら、すぐにフタを閉めて熱が逃げないようにします。すばやく行いましょう
  3. プラ板が平らになるまでじっくりと待ちます。焦って取り出さず、もしプラ板が曲がってしまったら、ようじや箸などで軽く修正してください

エンボスヒーター

エンボスヒーターは、クラフト作業に特化した小型のヒーターで、レジン作業の際の気泡取りにも使用されます。

一般家庭にはあまり普及していないと思いますが、持っていればプラ板作りに活用できます。

  1. エンボスヒーターを高温設定にし、約250度で予熱します
  2. プラ板に均一に温風を当て続けます。プラ板が縮んだり曲がったりすることがあっても、安定するまで熱を加え続けましょう
  3. プラ板が平らになったら、作業は完了です。急いで動かすと形が崩れることがあるため、冷めるまで気長に待ちます

ヘアアイロン、アイロン

ヘアアイロンとアイロンは、小さなプラ板の制作なら可能ですが、扱いには少々コツが必要です。

以下に、それぞれの使用方法を解説します。

ヘアアイロンを使用したプラ板加熱

  1. ヘアアイロンの発熱部分にクッキングシートを巻き付け、プラ板が直接くっつくのを防ぎます
  2. ヘアアイロンの温度を約50度に設定し、プラ板を挟みますが、初めはプラ板が動きやすい程度のゆるさで挟むのがポイントです
  3. 最後に、プラ板を軽く挟み直して真っ直ぐに整えます

ヘアアイロンの加熱部分は細長く、限られたサイズのプラ板しか対応できません。

加えて、力の加減が難しく、プラ板が曲がりやすいです。

通常のアイロンを使用したプラ板加熱

  1. アイロンを逆さまにして、熱面が上向きになるように設置します
  2. クッキングシートをアイロンの上に敷き、アイロンの温度を中~高温に設定した後、プラ板をその上に置きます
  3. 加熱中にプラ板を何度か箸で裏返し、均等に熱が行き渡るようにします

ヘアアイロンとアイロンを使ったやり方は、挟む強さの調整だったり、裏返す必要があるため、操作には慣れが必要です。

しばしば失敗も伴うため、練習を重ねる必要があるでしょう。

魚焼きグリル

魚焼きグリルでもプラ板の加熱は可能ですが、温度管理が必須です。

  1. まず、アルミホイルをくしゃくしゃにして、網の上に敷き、弱火で予熱します
  2. 予熱後、プラ板を箸で慎重に置きます
  3. プラ板を20〜30秒間焼き、その後は火を止めて余熱で仕上げるか、必要に応じて弱火を続けます

魚焼きグリルの特性によって、適切な加熱方法が異なる場合があるため、何度か試作を重ねることで最良の方法を見つけ出すことが大切です。

 

このように、トースター以外でも、家庭用器具を活用してプラ板作品を作ることが可能です。

次に、プラ板作りに必要な材料についても見ていきましょう。

プラ板作成に必要な材料

プラ板でアートを楽しむためには、以下のアイテムが必要です。

トースターを使わない場合も、材料はほぼ同じです。

  • プラ板
  • ハサミ
  • 油性ペンか色鉛筆(必要ならばサンドペーパー)
  • 穴あけパンチ(必要に応じて)
  • クッキングペーパーやアルミホイル
  • 厚めの本
  • 軍手(必要に応じて)

これらは、文房具店や100円ショップで容易に入手可能です。

今は、プリンターで印刷可能なプラ板や、予めデザインがプリントされた塗り絵タイプのプラ板もあり、初心者でもすぐに始められます。

プラ板は、熱を加えると元のサイズの約5分の1まで縮小するので、完成後のサイズを想定して適切な大きさを選んでください。

あまり大きいと、縮んだときにくっついてしまうので、大きい物を作る場合は慣れてからの方が良いと思います。

 

着色については、多くの人が油性ペンを利用しますし、実際私も、子供の頃は油性ペンで一生懸命に下絵を描いていましたが、時代と共に便利になっていますね。

油性ペンがない場合や、色の選択肢が少ない場合は、プラ板の表面をサンドペーパーで軽くやすり、色鉛筆やクレヨンで着色すると良いでしょう。

ハサミは、プラ板の着色が完了した後に、形を整えるために使用します。

キーホルダーにしたり、紐を通して使う場合は、焼く前に穴あけパンチで穴を開けましょう。

厚手の本を用意する理由は、加熱後のプラ板を挟んで形を保持するためです。

作業がスムーズに行えるよう、使用する前に作業スペースのそばに置いておくことをおすすめします。

まとめ

トースターがない状況でも、家庭にある道具を活用してプラ板を作ることができます。

  • オーブン機能付き電子レンジ
  • エンボスヒーター
  • ホットプレート
  • フライパン
  • ヘアアイロン
  • アイロン
  • 魚焼きグリル

ホットプレート、フライパン、ヘアアイロン、アイロン、魚焼きグリルは、何度か試してコツをつかまないと難しいかもしれません。

エンボスヒーターは、既に持っている方には便利で、机の上で作業が完結します。

ベストなのは、オーブン、またはオーブン機能付きの電子レンジです。

電子レンジでは作れないので注意してくださいね。