学校や外出先でのランチタイム、弁当箱の蓋が固くて開かないという経験はありませんか?
私も以前、急いで作った弁当を子どもに持たせたところ、後で蓋が開かなかったために困ったという話を聞いたことがあります。
お腹がペコペコなのに、弁当箱が開かないなんて困りますよね。
どうにかして解決したいですが、何をすればいいでしょう?
こんな時は、手元にあるもので簡単に解決する方法があります。
- 蓋の隙間に細いものを差し込む
- 蓋を押す
- お湯で温める
これらの方法を試してみてください。おいしい弁当をあきらめるにはまだ早いですよ!
外出時や学校で弁当箱の蓋が開かないときの対応方法
弁当箱の蓋が開かない主な理由は、弁当が温かい状態で蓋をしてしまったことです。
温かい食べ物を入れた状態で蓋を閉めると、中の空気が膨張し密閉されます。
それが冷えると空気が収縮し、内部の気圧が下がってしまい真空状態になるため、蓋が固くなってしまいます。
この真空状態を解消することが、蓋を開けるための鍵になります。
3つの方法をご紹介します。
蓋の隙間に細いものを差し込む方法
まずは「蓋の隙間に細いものを差し込む」という方法です。
これは、弁当箱の蓋と本体、あるいはパッキンの隙間に空気を通す技術です。
隙間に差し込むのに適したものは、細くて丈夫なものです。
例えば、爪楊枝、定規の端、スプーンの柄などが使えます。
これらを隙間に慎重に挿入し、てこの原理を利用して蓋を少しだけ持ち上げます。
挿入する際は、弁当箱を傷つけないように注意しながら進めることが重要です。
パッキンが付いている場合は、挿入したものを慎重に横に動かしてパッキンを引っ張り、空気が入る隙間を作り出します。
この時も、弁当箱やパッキンを傷つけないよう注意が必要です。
尖ったものを使う場合や力を加える際には、特に慎重に扱ってください。
蓋を押す方法
次は「蓋を押す」という方法です。
蓋を押すことで、蓋と本体の間にちょっとした隙間を作り、そこに空気が入ればOK。
弁当箱を平らな場所に置き、手のひらで蓋を軽く押しましょう。
隙間ができて空気が入ると、蓋が開きやすくなります。
ただし、押す力が強すぎると弁当箱を破損する可能性があるので、力の加減には気をつけてください。
お湯で温める方法
最後に「お湯で温める」という方法です。
学校では難しいかもしれませんが、お湯が使える場合はこの方法が最も効果的です。
適度に温めたお湯(約40〜60度)を用意し、弁当箱を短時間浸します。
熱すぎるお湯は弁当箱を変形させる恐れがあるので、温度には注意が必要です。
お湯の温度変化により、内部の気圧が調整されて蓋が開きやすくなります。
お湯が使えない場合は、流水を用いて同じように温度変化させることで開くことがあります。
電子レンジを活用して弁当箱の蓋を開けるテクニック
先ほど、お湯で弁当箱を温めることで、内部の気圧が変化して蓋が開きやすくなることをお伝えしました。
この原理を利用して、電子レンジを使って弁当箱を温める方法がありますが、注意が必要です。
電子レンジで弁当箱を加熱する際は、10秒ごとに様子を見ることが大切です。
一気に長時間加熱すると、蓋を開けたときに中身が急激に膨張してしまい、破裂する恐れがあります。
問題が解決しない場合は、さらに10秒加熱して様子を見るようにしてください。
まとめ
お弁当を適切に冷まして蓋をすることで、蓋が開かなくなるのを防げることがわかりました。
弁当の蓋が開かないと、子どもも焦りますよね。
普段は余裕をもって弁当を準備するよう心がけていても、どうしても忙しくて冷ます時間が足りない!ということもあるでしょう。
もし、弁当箱の蓋が開かない場合は、以下の対処法を試してみてください。
- 蓋の隙間に細いものを差し込む
- 蓋を押す
- お湯で温める(水で試すのもあり)
- 電子レンジで温める(必ず10秒ごとに様子をみる)
これらの方法を上手く活用し、楽しいお弁当タイムをお過ごしください。