退職届は、会社に退職を届け出るための重要な書類です。
多くの人が「退職届は白紙で問題ないのか?」「用紙のサイズに決まりはあるのか?」「企業ごとに特別なルールはあるのか?」などの疑問を持っています。
本記事では、退職届用の用紙に関する一般的な規則、入手可能な場所、100円ショップでのおすすめ用紙をご紹介します。
新しい用紙を購入する際、コストを抑えて100円ショップで調達する方法が便利です。
ダイソーでは、退職願用のセットもありますし、通販などでは退職届用のセットもあります。
退職を決意して退職届を用意する際に知っておくべき情報を提供するので、ぜひ最後までお読みください。
一般的な退職届には決まりがない
退職届は、会社を辞める際に必要な書類で、通常、形式や書き方について厳しい規定はありません。
手書きでもデジタル形式でも受け入れ可能です。
ただし、企業によっては独自のフォーマットを求める場合があります。
実際、自作した退職届を提出した後、企業の指定する形式に書き直す必要があったという経験をしている人もいます。
不要な手間を避けるため、退職の意向を伝える際には、事前に上司や人事部に提出形式について確認することをお勧めします。
100円ショップで揃える退職届の用紙や封筒
退職届に使う用紙や封筒は、ダイソーやキャンドゥなどの100円ショップで手に入れることができます。
こちらでは、どのような商品を選べば良いのか、おすすめのアイテムをご紹介します。
選び方:用紙編
退職届用の用紙を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- 用紙:白い無地の便箋、またはシンプルな罫線入りの便箋
- サイズ:A4またはB5
退職届には特別な用紙は必要なく、無地の便箋の他、一般的なコピー用紙や、シンプルな罫線入り便箋も使用可能です。
サイズは、A4またはB5が適しています。
記入には、シャープペンシルや消せるボールペンを避け、万年筆や黒インクのボールペンを使いましょう。
万が一のことを考えて、消える心配のない油性のボールペンを使うのがよいかもしれません。
誤りを防ぐため、用紙は余分に用意しておくことが望ましいです。
選び方:封筒編
退職届に適した封筒の特徴は次のとおりです。
- 色:白
- 特徴:無地で、郵便番号欄がないこと
郵便番号欄のない、無地の封筒が推奨されます。
内容物が透けにくい二重封筒を選ぶとより安心です。
封筒のサイズは、使用する用紙に合わせて選んでください。
- A4用紙の場合:長形3号
- B5用紙の場合:長形4号
これにより、用紙を三つ折りにした際にきれいに収まります。
100円ショップに退職届キットはある?
100円ショップでは、退職届に使える便箋や封筒の他に、退職願のセットを取り扱っていることもあります。
売っているのは「退職届」ではなく「退職願」用のセットですが、文章の最後の部分を変更すれば退職届にも使えます。
退職届のセットが欲しい場合は、文房具店やネット通販などで購入するとよいでしょう。
ダイソーの退職願セット
ダイソーでは、B5サイズの用紙と長形4号の封筒がセットになった退職願のセットが販売されています。
「退職願専用 便箋・封筒セット」という商品です。
一般的な退職願の書き方も載っているので、それに従って書けばOK。
用紙が2枚入っているため、誤って記入してしまった場合でも再度挑戦できます。
セット内容
- 便箋(B5、無地2枚)
- 封筒1枚(長形4号、無地)
- 下敷1枚(記入例罫線入)
書き方の見本は、便箋の下に敷いてなぞって書けるので、とても簡単です。
ただし、退職届ではなく退職願用のテンプレートなので、退職届を書く時は次の項目を参考にしてくださいね。
退職願と退職届の違いや、書き方の違いは?
退職願は、会社へ「退職したいです」と、退職を願い出る、退職の意思を伝えるための書類です。
(退職願は、口頭で伝えても問題ないです)
それに対し、退職届は「退職します」と届け出る書類です。
基本的には、退職の意思を会社に伝え、退職が認められた後に提出するという流れです。
ダイソーの退職願専用セットを使って退職届を書く場合、書き方の違いは、書き始めと、文章の最後の部分だけです。
- 書き始めは「退職願」を「退職届」と書きましょう
- 文章の最後の部分、「~をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」は、「~をもって退職いたします。」と書きかえれば大丈夫です
- 封筒も「退職願」ではなく「退職届」と書きましょう
キャンドゥでの選択肢
キャンドゥでは罫線入りの便箋は販売されていませんが、A4サイズのコピー用紙は購入できます。
退職届の書き方
退職届の用紙を入手した後は、実際に記入を始めましょう。
もし会社が特定のフォーマットを指定している場合は、その形式に従って記入してください。
会社が特定のフォーマットを提供していない場合は、退職届に以下の情報を含めることが推奨されます。
- 「退職届」と書きます
- 「私事」と書きます
- 退職理由(「一身上の都合により」と書きます)、退職予定日、及び退職意向
- 提出日
- 所属部署および氏名
- 印鑑
- 会社の正式名称と社長の氏名(「殿」または「様」)
100円ショップ以外で退職届用紙を準備する方法
100円ショップ以外の場所でも、退職届用の用紙を見つけることが可能です。
退職届用紙を探す際には、以下の場所を確認してみてください。
- 文房具店
- スーパーマーケット
- 書店
- オンラインショップ
これらの場所では、便箋や封筒、退職届のテンプレートを含むセットも販売されており、ニーズに合わせて選べます。
セットを買うのが楽ですね。
既に、文章が記入済のセットもあります。
まとめ
退職届の記入に特定の規定は存在しませんが、企業によっては独自のフォーマットが求められることがあります。
用紙や封筒を準備する前に、会社からの指定があるかを確認しましょう。
特にフォーマットの指定がない場合は、以下のような用紙を選ぶと良いでしょう。
- 用紙:白い無地の便箋、またはシンプルな罫線入りの便箋、コピー用紙も可
- サイズ:A4またはB5
これらの用紙は100円ショップや文房具店、オンラインショップなどでも手に入ります。
書き方付きのキットや、既に記入済みのキットを使うと簡単です。