自宅でつきたてのお餅を作る楽しみ、一度は体験してみませんか?
その柔らかく滑らかな食感は、一度食べ始めたら止まらない美味しさです。
もち米は通常、キロ単位で購入されますが、多くのレシピでは「合」で量が記載されているため、必要な量を計算するのが難しいことがあります。
そこで、1キロのもち米がどれだけの合数に相当し、それをお餅にした場合にどれくらいの量ができるのかをご説明します。
また、お家で簡単にお餅を作る方法も紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
1キロのもち米は何合?どのくらいお餅ができるのか?
もち米1合は約140gです。
このことから、1キロのもち米は約7合になります。
ただし、これはあくまで平均的な値ですので、米の品種や新米、古米などによっては重さが異なることがあります。
正確な量を知りたい場合は、はかりを使うと良いでしょう。
もち米を蒸すと、水分を吸って量が増えます。
具体的には、1キロのもち米を蒸すと、約1.4キロのお餅ができる計算になります。
臼と杵を使って本格的にお餅をつく場合は、少なくとも3キロのもち米から始めることが一般的です。
以下に、もち米の量と蒸した後の重さに関する一覧を示します。
- もち米1kgは7合強。蒸すと約1.4kg
- もち米1.4kgで10合。蒸すと約2kg
- もち米2kgは14合強。蒸すと約2.8kg
- もち米3kgは21合強。蒸すと 約4.2kg
- もち米5kgは36合弱。蒸すと約7kg
- もち米10kgは71合強。蒸すと約14kg
これを参考に、家庭でもお餅作りを楽しんでみてください。
一合のもち米から作れるお餅の量
一合のもち米、これは約140グラムです。
この量のもち米を蒸したり炊いたりすると、水分を吸収して280から300グラムに増えます。
市販の切り餅を一個50グラムとして考えると、一合のもち米からは約5個ちょっとの切り餅を作ることができます。
西日本のお正月でよく見られる、35グラムの丸餅を作る場合、一合からはおよそ8個が作れます。
ちなみに、2個の切り餅とお茶碗一杯のご飯は、カロリーがほぼ同じです。
自宅で簡単にもち米からお餅を作る方法
昔ながらの餅つきと言えば、臼と杵を使った方法が思い浮かびますが、今では多くの家庭で餅つき機やホームベーカリーが活用されています。
でも、これらの機械がなくても大丈夫。
炊飯器や電子レンジを使えば、家庭でも簡単にお餅を作ることが可能です。
ここでは、特に炊飯器を利用したお餅作りをご紹介します。
炊飯器を使ったお餅の作り方
材料
- もち米2合
- 水1合(目安)
- 片栗粉
必要な道具
- 炊飯器
- すりこぎ
- しゃもじ
- ボウル
- バット
手順
- もち米を軽く洗い、水に6時間ほど浸しておきます
- 炊飯器にもち米と水を入れ、通常の炊飯プログラムで炊きます。炊飯器によって水の量は異なるため、取扱説明書に従って適切に調整してください
- 炊き上がったもち米をボウルに移し、濡れたすりこぎで粒がなくなるまで潰し続けます。このとき、時折しゃもじでお餅を返しながら作業を行います
- ついたお餅を片栗粉を敷いたバットに移し替えます
- 水で手を濡らしながら、お餅を適当な大きさに分けて形を整えます。つきたてのお餅は非常に熱いので、やけどには十分注意してください
電子レンジとミキサーを活用したお餅作り
材料
- もち米2合
- 水160ml
- 片栗粉
必要な道具
- 電子レンジ
- ミキサー
- 耐熱容器
- しゃもじ
- バット(皿でも可)
作り方
- もち米を洗った後、30分間水に浸しておきます。その後、水を切るためにザルに上げて5分待ちます
- もち米と水をミキサーに入れ、米粒がなくなるまでしっかりと混ぜ合わせます
- 撹拌した米のペーストを耐熱容器に移し、ラップをして500Wの電子レンジで1分30秒加熱します
- 一度加熱した後、水をつけたしゃもじでよく練り、再度電子レンジで2分加熱します
- 加熱が終わったら、片栗粉を敷いたバットに移し、好みのサイズに分けて形を整えます
この方法のコツは、ミキサーで撹拌する前にもち米がしっかり水を吸収していることです。
もし時間が許せば、もち米を6時間水に浸しておくと、さらに粘りが増し、本格的な食感のお餅が作れます。
また、水を切る時間を15分ほどとると、より理想的な結果が得られます。
家庭によって電子レンジの性能が異なるため、加熱温度や時間は各自で調整してくださいね。
まとめ
- もち米1キロはおよそ7合で、加熱後は約1.4キロのお餅になります
- 1合のもち米で、切り餅は5個以上、小さめの丸餅は8個作ることが可能です
- 炊飯器、電子レンジ、ミキサーを使用すれば、自宅で簡単にお餅を作ることができます
手作りお餅で新年を迎えるのは、家庭での楽しいイベントになります。
来年のお正月には、自家製のお餅で新年の祝いをしてみてはいかがでしょうか?
また、炊飯器などで少量で作れば、お正月以外でもお餅を手軽に楽しめますね。