ピクルスと聞くと、きゅうり、大根、人参がすぐに思い浮かぶかもしれませんが、すべての野菜がピクルス向きというわけではありません。
ピクルスに向かない野菜を知ることで、無駄な労力を省き、作業の失敗を避けることができますよ。
また、一般的でない野菜でピクルスを作る試みも楽しい冒険となるでしょう。
ピクルスに不向きの野菜はある？
ピクルスには不向きな野菜は存在します。
それらは主に苦味やえぐみが強い葉物野菜で、例として挙げられるのが以下のような野菜です。
・ほうれん草
・小松菜
・チンゲン菜
・水菜
すべての葉物がダメなわけではなく、キャベツなどはピクルスに適しています。
ピクルスに適した野菜の基準としては「生で食べられる野菜や根菜」が挙げられます。
多くの野菜がこの基準に当てはまりますが、根菜類や硬い野菜は、下茹でしてから漬けるのが一般的です。
特にピクルス向きな野菜をご紹介
ピクルスに最適な野菜を以下に紹介します。
・人参
・きゅうり
・大根
・ミニトマト
・ヤングコーン
・かぶ
・キャベツ
・パプリカ
・カリフラワー
これらの野菜の多くは、カリフラワーを除いて、そのまま生の状態で漬けることができます。
これらは多くの家庭で常備されていることが多く、手軽にピクルス作りを始めることができます。
たとえば、余った大根を使ってピクルスを作るのはどうでしょうか？
手軽にできるうえ、新しい料理のレパートリーにもなりますよ。
ユニークな野菜で挑戦するピクルスレシピ
ピクルスの定番材料以外にも、意外な野菜で楽しむ方法をご紹介します。
・れんこん
・ごぼう
・オクラ
・ゴーヤ
・玉ねぎ
・セロリ
・みょうが
・ズッキーニ
・じゃがいも
・里芋
これらの野菜を使ってピクルスを作ると、新しい味わいを楽しむことができます。
れんこん、ごぼう、じゃがいも、里芋などはピクルスにするのは珍しいかもしれませんが、下茹でしてから漬けると美味しく仕上がります。
ゴーヤはそのままでも漬けることが可能ですが、苦味を減らすためには塩と砂糖で揉んでから熱湯で30秒ほど茹でてから漬けるとより食べやすくなります。
漬ける際には、匂いが移りにくく、酸にも強いガラス容器を使用することがおすすめです。
初心者にも優しいピクルスの作り方
ピクルスを簡単に作るための「かんたん酢」を使った方法が便利です。
この商品を使用すれば、初心者でも簡単にピクルスを作れます。
生で食べられる野菜を切って、かんたん酢をかけるだけで完成します。
熱を加えるレシピの場合は、かんたん酢を温めて使用すると効果的です。
始めるなら、きゅうりのようなシンプルな野菜から試し、慣れてきたら玉ねぎやセロリ、みょうがなどのユニークな野菜を試したり、ミックスピクルスに挑戦してみましょう。
また、例えば「ピクリングスパイス」のようなピクルス用の混合スパイスを使えば、複数のスパイスを準備する必要なく、簡単に本格的な味を楽しむことができます。
まとめ
一般的にピクルスに向かないとされる葉物野菜には、ほうれん草や小松菜、チンゲン菜、水菜などがあります。
これらはピクルスにすると苦み（えぐみ）が強すぎることがあります。
しかし、意外と多くの野菜がピクルスに向いており、じゃがいもやごぼうのような野菜も、正しい下処理を施すことで美味しいピクルスに変わります。
適切な下茹でを行った後、ピクルス液に漬けることがポイントです。
レンジを使っての下茹でも可能です。
ピクルスは保存性が高く、朝食や夕食のサイドメニューとしても大活躍します。
ピクルス作りが初めての方は、入手しやすく扱いやすいきゅうりや大根から始めてみると良いでしょう。