ゆうパケットプラスの専用箱は再利用が可能で、経済的なメリットがあります。
ただし、全ての場合において再利用できるわけではなく、特定の条件を満たさないといけない点に注意が必要です。
ゆうパケットプラスでの配送方法は、オンラインでの売買に非常に便利で、専用の箱を使用することが必須となっています。
毎回新しい箱を購入するとコストがかさむので、出品者にとっては経済的な負担が大きくなります。
そこで、専用箱の再利用を検討しましょう。
専用箱に記載されたロゴを適切に処理することで、ゆうパックの梱包材としても利用可能になります。
この記事では、再利用時に考慮すべきポイント、難しい場合の条件、そして受付窓口として郵便局かローソンかを選ぶべきかについて詳しく説明します。
箱の再利用に関する知識を深め、スムーズな取引を実現しましょう。
ゆうパケットプラス専用箱を賢く再利用して節約しよう
新しいゆうパケットプラスの専用箱を毎回購入するのがもったいないなら、家にある使用済みの箱を再利用するという選択肢があります。
再利用は、4つの条件を満たしていなければ可能です。
メルカリやラクマなどのオンラインマーケットプレイスをよく利用する人にとっては、非常に便利な選択肢です。
家に使い終わったゆうパケットプラスの箱があれば、再利用することで捨てずに節約に繋がります。
通常、ゆうパケットプラスを使うときは、全国一律の送料455円(税込)プラス箱代65円(税込)で、合計520円がかかります。
しかし、箱を再利用することで、箱代の65円を節約し、送料455円のみで送ることが可能になります。
この方法を月に1回使えば、1年で780円の節約が可能ですし、専用箱を買う手間も省けます。
ただし、すべてのゆうパケットプラスの箱が再利用できるわけではないので、再利用不可能な条件と注意点をしっかり理解しておくことが大切です。
再利用が難しい場合の4つのケース
ゆうパケットプラスをより経済的かつ環境に優しい方法で利用するためには、専用箱の再利用が鍵となります。
しかし、再利用をはばむ4つのケースがあるので、これらには注意が必要です。
- 規定のサイズや重さを超えた場合
- 「ゆうパケットプラス」のロゴが消失している場合
- 箱を改造や加工してしまった場合
- 箱が商品を運ぶのに適さない状態になっている場合
それぞれのポイントについて、詳細を見ていきましょう。
規定のサイズや重さを超えた場合
ゆうパケットプラスでは、荷物のサイズは縦24cm、横17cm、高さ7cm以内、重量は2kg以内と限定されています。
これを超えると、通常のゆうパケットプラスのサービスでは受け付けられず、より高い料金がかかるゆうパック60サイズでの発送となり、最低でも810円(税込)の送料が発生します。
予期せぬ送料の上昇を避けるためにも、事前にサイズと重量をしっかりと確認しておくことが大切です。
315円の差が予想以上に影響することもありますよ。
「ゆうパケットプラス」のロゴが消失している
専用箱には通常、蓋と側面に「ゆうパケットプラス」と印刷されたロゴがありますが、これが全く見えなくなってしまった場合、再利用ができなくなる恐れがあります。
ただし、ロゴが少し損傷したり、部分的に剥がれてしまったりしても、大抵の場合は問題なく使用できます。
しかし、これは最終的に郵便局の担当者の判断に委ねられるため、絶対ではありません。
箱を開けた際にロゴが剥がれてしまった場合でも、多くは問題なく使えることが一般的です。
実際にロゴが完全に消えた箱であっても、無事に発送できた事例もありますが、それは幸運なケースかもしれません。
箱を改造や加工してしまった場合
専用箱を改造したり、形を変えてしまった場合には、その箱をゆうパケットプラスとして再び使うことはできません。
この規則は、ゆうパケットプラスを使用する際に常に適用されます。
例として、商品が入りきらずに箱が膨れてしまったり、壊れた部分に他の材料を足して修理したりした箱は、利用することができません。
節約のためとはいえ、無理やり箱を使用するのは避けましょう。
箱が少し膨らんでいても、受付担当者によっては受け入れてもらえることもありますが、これはその場その場の判断によります。
箱が商品を運ぶのに適さない状態になっている場合
専用箱が、輸送中に荷物をしっかりと保護できない状態にあるときも、その箱の再利用は認められていません。
輸送に適していないと判断されるのは、例えば箱が水に濡れて形が崩れてしまったり、補修してもすでに大きく損傷しているような状態を指します。
メルカリやラクマで取引する際も、送るものはお客様への責任ある商品です。
たとえ箱が再利用可能であっても、その状態が良くない場合は使わないほうが良いです。
これは、出品者の礼儀としても重要な考え方です。
お客様へ商品を送る時は、常に相手を思いやり、気持ちの良い取引ができるよう配慮しましょう。
配送時の思いやり:専用箱の再活用における留意点
ゆうパケットプラスの専用箱を再利用する際、受け取る側への細やかな配慮が求められます。
以下のポイントに注意して、スムーズかつ心地よい取引を目指しましょう。
一つ目のポイントは、メルカリやラクマなどの商品ページに、送付に再利用箱を用いる可能性がある旨を予め記入しておくことです。
これにより、受け取り側が事前にその情報を知り、理解を示しやすくなります。
また、専用箱の開封に際しては、箱を傷つけないように丁寧に行うことが重要です。
荷物を受け取った際、箱が不必要に破損していると、中身に対する期待感が下がってしまう恐れがあります。
そのため、ビリビリと破るのではなく、カッターナイフ等を用いて綺麗に開けるよう心掛けましょう。
さらに、受取人が箱を容易に開けられるよう、梱包時にも配慮が必要です。
もし受け取る側も箱を再利用したいと考えている場合、箱を補強する際には、容易に取り外し可能な透明テープの使用が推奨されます。
これらの心配りをすることで、取引の満足度を高めることができます。
相手への配慮が、最終的には自分自身へのポジティブなフィードバックに繋がるでしょう。
ゆうパケットプラス専用箱、ゆうパックでの賢い活用術
ゆうパケットプラス専用箱がロゴの消失で再利用できなくなったとしても、完全に使い道がなくなるわけではありません。
もし箱がゆうパックの60サイズの基準に合うなら、ゆうパックの梱包材として活用することが可能です。
ただし、この方法を用いる際には、誤ってゆうパケットプラスとして処理されないよう、ロゴ部分をガムテープで隠したり、明確に二重線を引いたりするなどの対策が求められます。
では、なぜよりコストがかかるゆうパックとして、これらの専用箱を使用するのでしょうか?
ここでは、そうした状況に遭遇する可能性のある具体例を挙げていきます。
ゆうパックでの再利用が選ばれるシチュエーション
ゆうパケットプラス専用箱をゆうパックで再利用する場合は主に以下のような状況で考えられます。
- 開封時に専用箱のロゴが全て取れてしまい、ゆうパケットプラスとしての再利用が不可能になった場合
- 送る荷物の重量が2kgを超え、ゆうパケットプラスでは対応できない場合
- メルカリやラクマといったプラットフォームを介さずに直接荷物を送りたい場合
ロゴが完全に消えた専用箱の取り扱い方
専用箱のロゴが完全に消えたことでゆうパケットプラスとしての再利用が不可能になった場合でも、ゆうパックとしての発送が可能です。
もし一度送った荷物がロゴ消失のため返送されたりした場合は、ロゴを隠してゆうパックで再送するか、新しい専用箱に詰め替えて再度挑戦するかを選ぶことになります。
この際、手間とコストのどちらを優先するかは、発送者の判断によります。
重さが2kgを超える荷物の取り扱い
もしゆうパケットプラス専用の箱を用いても、荷物の総重量が2kgを超えてしまう場合には、ゆうパックを利用しての発送へと変更する必要が出てきます。
ゆうパケットプラスの利用条件では、荷物のサイズは縦24cm、横17cm、高さ7cm以内に収める必要があり、さらに重さは2kg以内と定められています。
専用箱を使えばサイズは問題なく対応できますが、重さが基準を超えることがあるため、発送する前には必ず重さをチェックしましょう。
プラットフォームを介さない個人間送付の場合
ゆうパケットプラスは、メルカリやラクマといったプラットフォームで使用される発送方法です。
そのため、これらのサービスを利用せずに個人間で荷物を送りたい際には、直接ゆうパケットプラスを選ぶことはできません。
ただ、専用箱が送りたいものにちょうど良いサイズであれば、ゆうパックを用いて発送することが可能です。
この方法なら、小さめのアイテムを送るのに最適なサイズの箱を利用できます。
ゆうパックで再利用する場合の送料の注意点
ゆうパケットプラスの専用箱をゆうパックで再利用すること自体は可能ですが、それによって送料がゆうパケットプラスの料金455円(税込)になるわけではない点に注意が必要です。
ゆうパックの最小サイズ(60サイズ)の送料は、配送地域により異なりますが、最低でも810円が必要になり、これはゆうパケットプラスの料金よりも高く設定されています。
ゆうパケットプラスの専用箱はゆうパックの60サイズ規定内であっても余裕がありますから、同じ料金であればより大きな箱を選び、より多くのアイテムを送ることが可能です。
このため、効率よく専用箱を使うならば、ゆうパケットプラスでの利用が推奨されます。
ただし、特別な事情がある場合、例えば荷物が2kgを超えるなどは、ゆうパックの利用が適切です。
また、荷物の状態が運送に適していないと判断された場合は、どちらのサービスでも受け付けができないので、慎重に梱包することが重要です。
ゆうパケットプラス専用箱の再利用:郵便局かローソンか
ゆうパケットプラスの発送を考えたとき、選べるのは郵便局とローソンのどちらかです。
専用箱を再び使う場合、どちらで発送するかは、何を最も重視するかによって異なります。
ここでは、郵便局とローソンの両方から発送するメリットと、気を付けるべき点について詳しく見ていきます。
郵便局での発送は安心感あり、でも審査は厳しめ
ゆうパケットプラスの専用箱を使って郵便局から発送する場合、その箱が発送基準を満たしているかを直接確認できるため、非常に信頼性が高いと言えます。
局員がその場で箱の条件をチェックしてくれるので、もし基準を満たしていない場合でもすぐに知ることができ、迅速に対応することが可能です。
これにより、思わぬ送料の追加や、荷物が戻ってくるリスクを減らせます。
しかし、郵便局ではローソンに比べて基準のチェックが厳しくなりがちです。
細かな部分まで見られ、ほんの少しの問題で再利用不可と判断されることもあります。
最終的な判断は担当する郵便局員によるため、一概には言えませんが、基準を少しでも満たしていない場合は、ゆうパケットプラスとして発送してもらえないと思っておくとよいでしょう。
ローソンからの配送は便利だけど全てがスムーズとは限らない
ローソンを通じての配送は、郵便局と比較すると専用箱に対する検査が柔軟である場合が多いと言われています。
郵便局でゆうパケットプラスの基準に合わなかった荷物が、ローソンでは問題なく受け付けられた例もあります。
これは、検査を行うのがローソンのスタッフであるため、検査基準がやや緩い傾向にあるからです。
しかし、ローソンから集められた後に郵便局の職員が再検査を行うため、最初に受け付けられても後に問題が発見されることがあります。
直接検査されるよりは寛容な傾向にあるものの、一度受け付けられた後でも、必ずしもスムーズに行くわけではありません。
ローソンでの発送が手軽である一方で、全ての荷物が必ずしも郵便局の基準をクリアするわけではなく、基準を満たさなかった場合には追加料金が発生したり、荷物が戻ってきてしまうリスクもあることを念頭に置いておく必要があります。
まとめ
ゆうパケットプラス用の箱は、条件に合致すれば何度でも使い回しが可能です。
ただし、再利用にはいくつかの制約があります。
具体的には、規定のサイズを超える、箱に印刷されたロゴが見えなくなっている、形状を変えたり何かを加えたりした加工が施されている、または輸送の過程で荷物をしっかり保護できない状態の場合、再利用はできません。
このような箱を上手に再利用することで、65円の箱代や購入にかかる時間を節約できます。
再活用時には、相手への配慮を忘れずに、事前にその旨を伝えたり、箱を丁寧に扱ったりする心遣いが求められます。
また、「ゆうパケットプラス」の印字を覆えば、ゆうパックでの梱包材としても利用可能ですが、この場合は荷物が60サイズ扱いになり、最低料金が810円になる点を念頭に置く必要があります。
発送先を郵便局にするかローソンにするかは、利用者のニーズに応じて変わります。郵便局を選べば、その場で箱が再利用基準に合致しているか直接確認でき、安心ですが、その分チェックが厳しくなる可能性があります。
一方、ローソンでの発送は手続きが比較的柔軟で、専用箱の再活用が容易になる場合が多いですが、全ての荷物が基準を満たしているわけではないため、その点は注意が必要です。
これらの点を踏まえて、自宅にあるゆうパケットプラスの専用箱が再活用可能かを見極め、少しの配慮で再活用の範囲を広げましょう。
専用箱を賢く再活用することは、コスト削減だけでなく、環境保護にも貢献します。
メルカリやラクマでの取引を通して、再活用の利点を広め、利用者全員がメリットを享受できるようにしましょう。