すき家が、キングサイズの牛丼を裏メニューとして提供しているように、吉野家にもそんなビッグなサイズがあるのでは？と思っている方も多いかもしれません。
吉野家には、一般のメニューには載っていないカスタマイズを楽しめる「裏メニュー」がありますが、残念ながら、すき家のようなキングサイズのメニューは存在しません。
しかし、吉野家のメニューを組み合わせることで、すき家のキングサイズ牛丼に匹敵、あるいはそれを超える牛丼を作ることが可能です。
この記事では、吉野家の裏メニューの注文方法や、すき家のキングサイズの牛丼に匹敵するようなメニューの作り方も教えちゃいます。
吉野家の牛丼、その隠れた魅力とは？
吉野家では追加料金なしで、ご注文のカスタマイズが可能です。
特に人気なのが「つゆだく」ですね。
これは、通常よりも多めのつゆ（汁）を牛丼に加えてもらう注文方法です。
でも、カスタマイズはそれだけではありません。
ネギや肉の量についても、お好みで調整してもらえるんです。
これらのカスタマイズオプションについて詳しく見ていきましょう。
つゆ量のカスタマイズ方法
つゆの量に関しては、以下のように無料で調整してもらえます。
- つゆだく：通常よりも多めにつゆを入れてもらえます
- つゆだくだく：さらに多くのつゆを入れてもらえる注文方法です
- つゆぬき：つゆを入れずに牛丼を注文する方法です
- 汁だけ（しろつゆ）：ご飯の上につゆだけをかけたメニューです
つゆぬきを頼むと、なんだか物足りなさを感じてしまいます。
やっぱり、ご飯にしみ込んだつゆがあってこその牛丼ですからね。
「汁だけ」の注文は、肉がないとはいえ、通常の牛丼と同じ価格がかかる場合があるので注意してください。
店舗によっては、ご飯の料金だけで提供してくれることもあります。
ただ、同じ値段を払うなら、つゆだくだくで注文して、肉を取り分ける方法もありますが、汁だけを注文する方は、牛丼特有のつゆをご飯で存分に楽しみたいということでしょうか？
玉ねぎ量の自由な調節
ご自身の好みに応じて、玉ねぎの量を調整することが可能です。
- ねぎだく
玉ねぎ好きにはぴったりの選択肢で、玉ねぎをたっぷりと追加できます。
ただし、玉ねぎを多くすると、牛肉の量が相対的に減る点に注意が必要です。
ちなみに、多くの店のメニューに「ねぎだく牛丼」があり、並盛よりも約100円高いです。
- ねぎだけ
牛肉を抜いて、玉ねぎだけの丼に変更することができます
- ねぎぬき
玉ねぎが苦手な方に最適な選択肢で、牛肉のみで構成された牛丼を楽しめます。
ただし、玉ねぎを抜いたからといって、牛肉がそれに応じて増えるわけではありません。
玉ねぎだけのオーダーでは、通常の牛丼と同じ価格がかかるため、少々不経済な感じがします。
牛肉量のカスタマイズ
つゆの量は無料で調整できますが、牛肉の量を増やす際には追加料金がかかります。
それでも、肉の種類に関しては好みで選択可能です。
- 赤多め：脂肪分が少なく、赤身の多い牛肉を余分に追加することができます
- とろ抜き：ほとんど脂肪が含まれていない、赤身のみで構成される牛丼が可能です。これは「赤多め」よりもさらに脂肪が少ない選択肢です
- とろだく：反対に、脂肪分が豊富な牛丼を選ぶことができます。
好みは人によって異なりますが、個人的には「赤多め」の方が好きです。
もっと牛肉を楽しみたい場合は、「肉だく牛丼」がおすすめです。
これは通常の牛丼に比べて約160円高くなりますが、満足いくまで肉を味わうことができます。
ご飯のカスタマイズオプション
熱々のご飯が苦手な方向けに、「つめしろ」というオプションがあります。
これにより、ご飯を冷やして提供してもらえます。
猫舌の人には特に適しています。
ただし、ご飯を冷ますために、オーダーから提供までには少し時間が必要になることをご理解ください。
吉野家メニューで挑む、すき家キングサイズ牛丼の完全再現
すき家のキングサイズ牛丼は、ご飯が625g、肉が510gもあり、総カロリーは2284kcalに達する巨大サイズです。
標準サイズと比較して、ご飯は3倍、肉はなんと6倍もの量で、価格は1,280円（2023年）と、そのコスパの良さが魅力です。
一方、吉野家では「小盛」から「超特盛」まで、6つのサイズバリエーションを用意しています。
（小盛、並盛、アタマの大盛、大盛、特盛、超特盛）
中でも「超特盛」は注目に値し、その量はご飯が約350g、肉が225gとなっており、すき家のキングサイズと比べるとほぼ半分のサイズです。
超特盛×2 + 牛皿（並）ですき家のキングサイズ風に
そこで吉野家のメニューで同じ量を目指すなら、「超特盛」を2つ注文し、ご飯を700g、肉を450gまで増やすことが可能です。
これにより、ご飯の量ではすき家を上回りますが、肉に関してはまだ足りません。
不足分を補うために吉野家の「牛皿（並）」90gを加えれば、肉の総量は540gとなり、キングサイズをづ腰超える量になります。
この再現にかかる費用は、超特盛2つと牛皿（並）1つで合計税込2,271円（2023年）となり、すき家のキングサイズ1,280円と比べるとやや高額です。
カロリーに目を向けると、超特盛は1,174kcal、牛皿（並）が281kcalで、全体で2,629kcalになります。
まとめ
吉野家では、豊富なサイズ選択肢の中でも、つゆだくにしたり、玉ねぎや肉の種類を細かく指定できるカスタマイズが可能です。
このように、肉の選択肢を「赤多め」から「とろだく」まで自由に選べることから、様々な味わいを楽しむことができます。
また、すき家のキングサイズ牛丼を吉野家のメニューで再現する試みを検討しましたが、実際には特に必要のないことかもしれません。
それでも、吉野家の熱烈なファンにとっては興味深い挑戦となるでしょう。
さらに、吉野家には「スタミナ超特盛丼」という、牛肉だけでなく豚肉や鶏肉も含んだメニューがあります。
これは2,040kcalで、価格は848円（税抜）となっており、吉野家の中で最もボリュームのある選択肢です。