ハンバーグは家庭料理の中でも特に人気がありますね。
普段は挽肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳、卵を使って作りますが、パン粉はハンバーグやフライ料理以外ではあまり使わないため、いざという時には手元にないことも。
そこで疑問が浮かびます。
「本当にパン粉は必要なの?」と。
この記事では、パン粉を使わないハンバーグ作りの秘訣と、パン粉が果たす役割、そして代替品について紹介します。
パン粉なしのハンバーグはどんな感じ?
パン粉を使わないハンバーグは、食感がしっかりしていて、より食べごたえがあります。
パン粉を加えることで得られる柔らかさとは異なり、比較的乾燥して硬めになりがちです。
これは、衣なしで作るメンチカツのような食感に似ています。
しかし、しっかりと練り込むことで、少しでも乾燥感を軽減し、形成しやすくなります。
パン粉無しでも十分美味しいハンバーグは作れますが、パン粉を加えることでさらに柔らかく、口当たりの良い仕上がりになります。
ハンバーグにパン粉を加える理由
ハンバーグにパン粉を加えるのは、ただの量増しと考えている方もいるかもしれませんが、パン粉無しで作るとどうなるでしょう?
肉から出る脂と一緒に美味しさも流れ出てしまい、結果的には肉の塊のような仕上がりに。
さらに、野菜を加えた場合は、加熱によって出る水分でハンバーグが崩れやすくなることも。
パン粉を使うことでこれらの問題をクリアにし、野菜の水分を吸収しつつ、肉の旨みを閉じ込め、柔らかくふんわりとした食感を実現します。
パン粉は、ハンバーグの美味しさを大きく左右する重要な役割を担っているのです。
つなぎ不使用のハンバーグ
最近メディアで話題になっているのは、パン粉、卵、牛乳などの一般的なつなぎ材料を使わないハンバーグのレシピです。
このレシピでは、まず挽肉100gに対して塩1g、砂糖1g、水大さじ2を加え、肉の粒を崩さないように軽く混ぜ合わせてから、10分間その状態で置きます。
その後、空気を抜きながら形を整え、焼くだけ。
この方法なら、つなぎを使わなくても、肉のうまみが損なわれることなく、ジューシーでおいしいハンバーグができあがります。
パン粉の割合を増やすとハンバーグはどうなる?
ハンバーグの味わいに大きな影響を与えるパン粉。
量を増やせば、それだけハンバーグはジューシーでふわっとした食感になります。
ただし、パン粉をあまりに多くすると、扱いにくいほど柔らかくなったり、パン粉独特のにおいが強くなってしまったり、肉のしっかりした食感が楽しめなくなることもあります。
挽肉と他の材料を混ぜ合わせる際の適切な比率は、だいたい7対3が良いとされています。
パン粉を使わないハンバーグのための代替食材
パン粉の代わりになるさまざまな食材があります。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 食パン、フランスパン
- お麩
- 高野豆腐
- おから
- 豆腐
- ごはん
- クラッカー
- オートミール
- はんぺん
- 小麦粉
- 片栗粉
- 米粉
- マッシュポテト
- 山芋
- シリアル
これらの食材は、食パンの耳を取り除き細かく刻んだり、フードプロセッサーで粉砕したり、冷凍した食パンをおろし器で削ったりして使用します。
フランスパンやクラッカーも同じように細かくして使います。
お麩は保水性が高く、無味無臭で肉の風味を邪魔しないので、細かくして直接ひき肉に混ぜ込むことができます。
高野豆腐は、乾燥させて細かく砕くか、水で戻した後に使用します。
おからは、乾燥したものでも生のものでも使用できます。
豆腐は、水切りありなし、どちらの方法もあります。
また、玉ねぎやレンコンをすりおろしてつなぎに使うこともでき、これらを使用することでハンバーグに異なる風味や食感を加えることができます。
小麦粉は、少量での使用が推奨されます。
片栗粉を使うとミートボールに近い仕上がりになることもあります。
このように、パン粉の代わりにこれらの食材を使えば、美味しいハンバーグを作ることが可能です。
まとめ
ハンバーグは、その柔らかさやジューシーさで愛されています。
パン粉を使えばこれらの特性を向上させることができますが、パン粉の代わりに様々な食材を使用することも可能です。
つなぎを使わないレシピや、身近にある食材を活用したレシピがあり、これらを使って簡単に自宅で美味しいハンバーグを作ることができます。