多くのオーブンレンジには、お菓子作りやクリスマスのローストチキンを焼くための専用の金属製トレイが標準装備されています。
だけど、引越しのせいでどこにしまったか見失ったり、友達からもらったレンジにトレイが付いていなかったりすることもありますよね。
オーブンレンジで使う専用トレイがない時の代わりになるアイデアや、角皿を別売りで買う方法について調べました。
専用の天板無しでもオーブンレンジは使えるの?
天板が最初から付いていることを考えれば、天板を使用した方がより多彩な料理が楽しめるでしょう。
しかし、オーブンレンジの天板を失くしてしまった場合でも、ターンテーブル(丸皿)やフラットテーブルを使用して料理を続けることができます。
安くて手軽なオーブンレンジの中には、最初から専用トレイがついていないものもあります。
その場合は、回転テーブルの上で調理するよう設計されています。
もし、本来あるべき専用トレイをどこかに失くしてしまった場合でも、クッキングシートや耐熱容器をターンテーブルの上に置いて使うことができます。
ただし、使用しているオーブンのモデルによっては、専用トレイ無しでの使用を推奨していないこともあるので注意が必要です。
取扱説明書には専用トレイの使用についての重要な注意点が記載されていることが多いので、一度チェックしてみましょう。
シャープ、日立、バルミューダなど、メーカーのウェブサイトにはモデル番号別にオーブンレンジの取扱説明書へのリンクが用意されていますので、自分のオーブンのモデル番号を確認してから調べてみるといいですよ。
オーブンレンジで活用できる天板の代わりになるアイテム
オーブンレンジ専用の天板がない時、別のアイテムで何とかならないかと思うことがあるかもしれませんね。
ただ、通常の使用方法とは異なるため、場合によっては故障を引き起こす可能性があることを覚えておいてください。
取扱説明書の確認もお忘れなく。
キッチン用のトレイやバットを使ってみる
耐熱性があるキッチントレイやバットは、オーブンレンジでの天板として活用できます。
これらは100円ショップやスーパーマーケットで手軽に見つかり、様々な種類の料理に使えます。
トレイやバットに直接食材を置く前に、焦げ付き防止のためクッキングシートやシリコンマットを敷くといいでしょう。
その際、クッキングシートなどがトレイやバットからはみ出さないように、使う前にカットしておくと便利です。
天板を使った時に比べ、レシピによっては調理時間や温度が異なることがあるため、料理の仕上がりを見ながら微調整することが推奨されます。
耐熱皿を利用する
グラタン皿やラザニア皿など、オーブンで使える耐熱皿も天板の代わりになります。
これらの容器は、料理後そのままテーブルに出せるため、盛り付ける手間が省けます。
耐熱ガラスの皿にクッキングシートを敷いてクッキー生地を並べて焼くなど、使う目的に合わせていくつかのサイズを持っておくと便利です。
オーブン用の調理器具を活用
取っ手の取れるフライパンやスキレット、ココットなど、オーブンに対応した調理器具は天板の代用として役立ちます。
これらの器具を使用すれば、通常のIHやガス火よりも速く料理を仕上げることができます。
忙しい時や料理をより楽しみたい時には、これらの多目的な調理器具がとても便利です。
ただし、購入する前にオーブンレンジで使えるかどうかをしっかりと確認してください。
ダイソーとセリアで見つけるオーブン天板の代わりになるアイテム
オーブンレンジの天板の代替として使える、100円ショップで見つけることができるアイテムを調べてみました。
具体的には、ダイソーとセリアでどのような商品があるのかを見てみました。
ダイソーでは、フッ素樹脂で加工されたベーキングトレーが2つのサイズで販売されていました。
これらはオーブンレンジでの使用に適しており、ロールケーキやクッキーなどの焼き菓子作りに役立ちます。
大きなサイズは39cm×24.5cm、小さなサイズは32.5cm×23cmで、価格はそれぞれ220円(税込)。
100円ショップの商品としては少し高めですが、それでもコスパは良いと言えるでしょう。
一方、ダイソーでオーブンレンジ向けのステンレス製トレーを探してみましたが、オーブンや電子レンジで使用不可とされている商品しか見つかりませんでした。
急いでオーブンレンジ用の天板の代わりを探している場合、ダイソーのベーキングトレーを使ってみる価値はあるでしょう。
ただし、通常の天板と比べると熱の伝わり方が異なるため、焼き時間や温度設定を調整する必要があります。
セリアでは、オーブンレンジ用の天板として使えるトレーは見つかりませんでしたが、タルトレット型やコモントルテ型、ブラウニー型などのオーブン用の型は、110円で販売されています。
これらはベーキングに適していますが、天板の代わりとなるベーキングトレーは置いていませんでした。
肉や魚をグリルする際は、ダイソーのベーキングトレーを代替品として使用するのが適しているようです。
専用オーブン天板の購入方法
代替品ではなく、オーブン専用の正規天板を使用したいと考えている人も多いはずです。
一番確実な方法は、自分が使っているオーブンレンジのメーカーに直接連絡して、専用の天板(角皿)が別売りされているか確認し、購入できる場合はそれを選ぶことです。
代替品を使うよりもコストがかかることが多いですが、純正の天板の使用感で満足度は高くなるでしょう。
古いモデルのオーブンレンジを使用している場合、メーカーが天板の生産を終了している可能性もあるため、その際は代替品の使用や新しいオーブンレンジへの買い替えも考慮に入れると良いでしょう。
使う頻度や予算に応じて、機能と価格のバランスを見て選ぶことが大切です。
ターンテーブル式のオーブンの方が、価格的にも手頃な選択肢が多いので、テーブルのタイプに応じて選択するのもありですね。
オーダーメイドでの専用天板作成
新しいオーブン専用天板を買う代わりに、オーダーメイドで作るという選択肢もあります。
たとえば、Cotta(コッタ)のような製菓材料や道具を扱うサイトを利用すれば、自宅のオーブンの内部サイズを測ってそのサイズに合わせた天板を手頃な価格でオーダーメイドすることが可能です。
クッキーやパン、マカロンを頻繁に作る人にとっては、メーカーの純正天板では使いづらい場合があるため、Cottaのようなサービスでフラットタイプの天板を作れるのは非常に便利です。
ただし、天板を設置するためにオーブン内に必要な箇所があるかどうかを、購入前に確認する必要があります。
オーブン内で天板を出し入れする際に内部を傷つけないよう、少し余裕を持たせてサイズを測ることが推奨されます。
また、実際にオーブンに入るかを確認するために段ボールで模型を作り、サイズが合っているかを事前にチェックすると安心です。
まとめ
もしオーブンレンジに純正の天板が付属している場合、その天板を使うことが一番良い選択肢です。
オーブンが天板なしでも使用可能かどうかは、製品の取扱説明書やメーカーに問い合わせて確認することが重要です。
オーブンのモデルによっては、回転テーブルやフラット台の上に、トレイやロールケーキ型、耐熱性の容器、フライパン、アルミホイルなどを置いて使うことが可能です。
別売りの天板がメーカーから提供されている場合は、それを購入することを検討してください。
もし提供されていない場合は、オーダーメイドで製作することも一つの選択肢です。