パソコンで表示困難な「榊」漢字、「木へんに神」の入力法
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パソコンで表示困難な「榊」漢字、「木へんに神」の入力法

さかき 暮らし

「榊原」や「榊田」のように、日本人の名前でよく見かける「榊(さかき)」という字。

この字は、神事に使われるツバキ科の樹木を指します。

この「榊」には、非常に興味深い性質があります。

  • 木示申:一つは「木」の部首に「示」と「申」が組み合わさった形
  • 木ネ申:もう一つは「木」の部首の下に「神」がくる形

後者は、名前などで実際に使われているにも関わらず、パソコン上で表現するのが難しいことがあります。

でも、安心してください。

表示させる方法は意外にも簡単です。

この記事では、パソコンでなかなか表現できない「木へんに神」のサカキをどうやって表示させるか、簡潔に解説します。

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簡単解決!パソコンで木へんに神を表示する方法

「榊(さかき)」の「木部に神」を表示させるには、フォントを変更するのが一番です。

さかきの漢字「木・示・申」と「木・ネ・申」は読みや意味が同じでありながら、実際には異なる字です。

しかし、フォントを変えるだけで簡単に表示させることができます。

JISの標準が「木ネ申」から「木示申」に変わり、使うフォントによって字形が異なるためです。

例えば、HGP教科書体に変更すれば、「榊」が「木ネ申」の形に変わります。

「木・神(木ネ申)」を表現できるフォントには、他にもいくつかあります。

  • HGP教科書体
  • HGPゴシックM
  • HGP明朝B
  • HGP行書体 など。

様々な選択肢を試してみてください。

ただし、フォント変更で「榊」が「木・神」になるとしても、一文字だけを変えると目立ってしまうことがあります。

そのため、文書全体でフォントを統一することで、自然な見た目にすることをお勧めします。

簡単に「木偏に神」の榊文字を打つためのPC設定方法

「榊」の珍しい「木・神」形を使いたい時、フォントを変える方法以外にも対策があります。

それはパソコンの設定を直接変更することです。

早速、どうすればいいか見てみましょう。

まずは、タスクバーの右下にある「Microsoft IME」のアイコンを見つけます(「あ」や「A」のことです)。

これは、入力モードを変更する機能の一つです。

この「あ」や「A」を右クリックして、「プロパティ」を選びます。

※Windows10を使っていて「プロパティ」が表示されない場合は「設定」から「全般」に進んでください。そこからスクロールダウンし「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使用する」を選ぶと「プロパティ」が使えるようになります。

「プロパティ」を選んだ後、「Microsoft IMEの設定」ウインドウが開くので、「詳細設定」をクリックします。

「Microsoft IMEの設定」というウインドウが開くので「変換」タブを選び、その中の「詳細設定」をクリックします。

ポップアップするダイアログボックスで、「変換文字数制限をしない」を選び、「OK」ボタンで設定を完了します。

この設定を施した後、WordやExcelで「さかき」とタイピングしてみると、「木偏に神」の形の榊文字が候補に上がるはずです。

少し面倒かもしれませんが、「木・神」の文字を頻繁に使うなら、この設定変更が便利ですし、フォントを変える手間もいりません。

まとめ

「木偏に神」と書くさかきの漢字を、パソコンで簡単に表示する方法をご紹介しました。

一番簡単なのはフォントを変更することです。

例えば「HGP教科書体」にするだけで瞬時に変わります。

でも、この特殊な榊文字を常時使用したい場合は、パソコンの設定を変更することをお勧めします。

Microsoft IME」の設定で、「変換文字数制限をしない」を選択するだけで、いつでもこの文字形を入力できるようになります。