テレビが故障したり、性能が不十分になったりした際に、すぐに新品を手に入れたいという気持ちは十分に理解できます。
それでも、衝動的な購入は避けるべきです。
その理由は明確です。
少しだけ待つことで、ずっと安く購入するチャンスが巡ってくるからです。
例えば、コジマやビックカメラのような家電量販店では、年に何度か特定の時期に価格が下がることがあります。
これは主に1月から3月、7月から9月、そして12月に起こります。
こうした価格の変動と購入の際のヒントについて、次に説明します。
新モデル発売直前の割引期間(1月〜3月・7月〜9月)
テレビのモデルは毎年更新されていきます。
市場に出て1年が経つと、「型落ち」とされ、最新モデルを好む人たちには敬遠されがちになります。
このため、新しいモデルの発売前に、家電量販店やメーカーは在庫になっている旧モデルを売り出そうとします。
この時、価格を下げるのが一般的な手法です。
新しいモデルが特に多く登場する春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)の直前、つまり1月から3月と7月から9月は価格が下がりやすいので、この時期の購入がお勧めです。
家電量販店の決算期間中の割引(2月〜3月・7月〜9月)
企業が年間の利益を確定する決算期間中も、テレビの価格は下がります。
この時期には「決算セール」として、割引が適用されるのが一般的です。
企業は株主への報告や銀行からの融資の条件を良くするために、売上を増やしたいと望んでいます。
ですから、この機会を活用しない手はありません。
この期間は、旧型だけでなく新型のテレビも安くなる可能性がありますので、注意深くチェックすることが大切です。
主に、家電量販店ではこの期間に決算セールが行われます。
決算セール:2月〜3月末・7月末〜9月末
- ヤマダデンキ
- ヨドバシカメラ
- エディオン
- ケーズデンキ
決算セール:1月末〜2月末・7月末〜8月末
- ビックカメラ
ボーナス時期の特価セール(7月・12月)
ボーナスの支給がある7月と12月は、テレビが割安になる最良の時期です。
この時期、消費者は手持ち資金が増えるため、家電量販店やメーカーも販売のチャンスと見ています。
サラリーマンなどがターゲットの販売戦略においては、この時期、普段よりも高額な買い物をする傾向にあります。
その結果、最新のテレビモデルも魅力的な選択肢となり得ます。
これには夏と冬の大型セールが含まれます。
年末と新年の賢いテレビ購入タイミング(12月〜1月)
年末から新年にかけては、多くの特別番組が放送されることもあり、テレビの買い替えを検討する方が増えます。
この時期、春に向けて新しいモデルのリリースが予定されているため、前年に発売されたモデルの在庫処分が進みます。
福袋でテレビを手に入れることができる場合もあり、価格面で納得がいくなら、この機会を利用するのも一つの方法です。
ただし、新年には多くの人が購入を考えるため、店頭が混雑します。
そのため、比較的空いている年末に購入することがおすすめです。
即時必要なら、オンライン購入が手軽でお得
持ち運びが困難なテレビの購入は、Amazon、楽天、ヤマダ電機などのオンラインショップが便利です。
また、電気代を節約したい場合は、省エネ効率の良いモデルを選ぶことが肝心です。
4Kや有機EL、録画機能など特定の機能にこだわる場合は、様々なモデルをじっくりと比較してから購入することを推奨します。