鍋に入れる豆腐は絹豆腐か木綿豆腐、どっち?使い分けを解説
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鍋に入れる豆腐は絹豆腐か木綿豆腐、どっち?使い分けを解説

もつ鍋

鍋料理には欠かせない食材、豆腐。

鍋に入れるお豆腐は、絹ごし豆腐、木綿豆腐、どちらでもお好みの種類でOKです!

一般的に「すき焼き」や「もつ鍋」に合うと言われているのは木綿豆腐です。

「湯豆腐」「しゃぶしゃぶ」「水炊き」「寄せ鍋」「スンドゥブ」に合うと言われているのは絹ごし豆腐です。

ただ実際は、好みで使っているという方がほとんど!

この記事では、みなさんが、どんな風に鍋料理の種類によって豆腐を使い分けているのかも調べました。

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鍋に入れる豆腐は絹豆腐と木綿豆腐のどっち?

スーパーで見かける豆腐には、主に「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」があります。

どちらの豆腐も、鍋料理に使うことができます。

鍋に加える豆腐を選ぶ際、どちらが適切かという決まりはありません。

完全に好みで選んでOKです!

一般的に、木綿豆腐、絹ごし豆腐、それぞれに合うと言われている鍋料理の種類と、実際はどうなのかを見ていきましょう。

木綿豆腐が合うと言われている鍋料理

木綿豆腐はそのしっかりとした食感で、食べ応えがあり、味が染みやすく、以下のような鍋におすすめと言われています。

  • すき焼き
  • もつ鍋

もつ鍋や、すき焼きには、木綿を使うという方が多いです。

すき焼きには、焼き豆腐もよく使われます。

この他に、キムチ鍋、ちゃんこ鍋、みそ鍋、石狩鍋、寄せ鍋なども意見としてありました。

絹ごし豆腐が合うと言われている鍋料理

一方、絹ごし豆腐は、柔らかく滑らかな食感が特徴で、するっと食べやすいです。

味はしみにくく、あっさりしているので、どんな鍋にも合います。

絹ごし豆腐は、特に以下のような鍋におすすめと言われています。

  • 湯豆腐
  • しゃぶしゃぶ
  • 水炊き
  • 寄せ鍋
  • スンドゥブ

スンドゥブ(=純豆腐)チゲ(=鍋料理)には、おぼろ豆腐のようなやわらかい豆腐を使うため、柔らかい絹ごし豆腐が選ばれることが多いです。

この他に、豆乳なべ、ちゃんこ鍋、キムチ鍋、トマト鍋、海鮮鍋、坦々鍋、麻婆鍋なども意見としてありました。

実際はどうなの?

これまでの内容をまとめると、以下のようになります。

  • 絹ごし豆腐が合う鍋:すき焼き、もつ鍋 など
  • 木綿豆腐が合う鍋:湯豆腐、しゃぶしゃぶ、水炊き、寄せ鍋、スンドゥブ など
  • キムチ鍋や寄せ鍋は、木綿と絹、どちらも合うと言われることが多いです

 

ただ、調べてみると、実際のところは人それぞれです。

全ての鍋に絹ごし豆腐を使う人もいれば、逆の人もいます。

どっちを入れると美味しいと感じるかの基準も、真逆だったりするんです。

 

さらに言うと、例えば「もつ鍋」と言っても、スープの種類は10種類以上もあるそうです。

さまざまな味のスープ、それぞれに最適なお豆腐は違うかもしれませんね。

 

家庭によって、どんな風に鍋に入れる豆腐を選んでいるのかまとめたので、こちらもお豆腐選びの参考にしてください。

好みで決める

    • 絹が好きなので全て絹
    • 冷奴もお鍋も全て木綿
    • どっちでもいい(どっちも好き!)

 

好みと似ていますが、豆腐の味で決める(豆の味をダイレクトに感じたいから木綿)という方もいます。

扱いやすさで考える

  • 煮崩れしにくいのがよければ木綿
  • 豆腐をお玉ですくうのが面倒(または、箸で取りたい)場合は、崩れにくい木綿

 

家庭では、崩れにくいことが重要な場合もあります。

わが家では、お豆腐はお玉か網ですくうので、絹でも問題ないですが、子どもが箸でぐしゃっとしてしまう…などの場合には木綿が好まれるでしょう。

スープの味で決める

  • スープごと味わう場合は絹(味が染みないので)
  • こってり系には絹(味が染みないので)
  • あっさり系のスープの場合を木綿にしみ込ませる

 

あっさり系のスープの場合、お豆腐にしみ込ませたいか、スープごと飲みたいかで好みが分かれそうです。

食感や満足感で決める

  • 食べ応えがある方がよいので木綿、満足感がある方がよいので木綿
  • ツルっと食べたいから絹、お腹いっぱいでも食べられるのは絹

 

木綿はざらざらしていて、絹はつるっとしていますね。

個人的には、つるっとした絹が好きです。

鍋の具材が少ない時は、木綿を選ぶと、満足感があってよいかもしれませんね。

木綿豆腐の特徴

続いては、木綿豆腐と絹ごし豆腐、それぞれの特徴をご紹介します。

 

木綿豆腐は、しっかりとした食感が特徴です。

豆の風味が豊かで、絹ごし豆腐と比べると、より豆の本来の味が感じられます。

 

木綿豆腐は、一度固めた豆腐を崩し、穴のある箱形の容器に入れ、圧力をかけて水分を押し出し、再度固めます。

重しを使用することで余分な水分が取り除かれ、大豆の濃厚な風味と、しっかりとした食感が際立ちます。

豆腐を再度固める際に細かい空洞が生じるため、味が染み込みやすくなるのが特徴です。

これは、木綿豆腐の独自の魅力の一つと言えるでしょう。

 

長時間煮込んでも形が崩れにくいことは、鍋料理に選ばれる大きな理由となっています。

絹ごし豆腐の特徴

絹ごし豆腐は、その滑らかで柔らかい食感で知られています。

 

絹ごし豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて、穴の開いていない型で直接固めて作られます。

水分も抜かず、重しを使わずに製造するため、非常に滑らかに仕上がります。

この豆腐の柔らかく滑らかな食感が、「絹ごし」という名称の由来です。

細かいキメと、水分が残ることで滑らかな口当たりを実現し、軽くて食べやすいです。

 

絹ごし豆腐は水を切らずに作るため、木綿豆腐のように味がしみ込むことはあまりありません。

鍋のおいしいスープと一緒に食べたり、ポン酢などをかけて食べると、とても美味しいです。

(水切りをして使うと、少し味が染みるようになります)

 

絹ごし豆腐のあっさりした味は、他の食材の味を損ねることがありません。

鍋料理で豆腐の煮崩れを防ぐコツ

鍋料理に豆腐を使う際、そのまま入れる方が多いと思いますが、煮崩れを防ぎたい方に向けて、いくつかのテクニックをご紹介します。

斜めに切る

豆腐を四角く切るのではなく、三角形にすると、調理中に形を保ちやすくなります。

数年前に話題になった「豆腐を三角形に切ると崩れにくい」というテクニックです。

 

この方法はとても簡単で、豆腐をピザのように対角線で切ります。

三角形にすることによって、箸で豆腐を取るときに崩れにくくなるため、豆腐を扱いやすくなります。

特に、三角の尖った部分を下にして持つと、より安定感があります。

水切り(主に絹ごし豆腐)

鍋料理に絹ごし豆腐を使う場合、形が崩れやすいのが難点です。

豆腐の水分を抜くことは、崩れにくくする一つの方法です。

水切りの方法はたくさんありますが、キッチンペーパーで豆腐を包み、その上に何か重しになるものを置いて、約30分間放置しておくだけで水気がかなり切れます。

この他、2~3分でゆでてザルに上げておく方法や、キッチンペーパーで豆腐をくるんで、レンジで3分くらいチンしても水気が切れます。

水気を切ることで、味も少ししみ込みやすくなります。

鍋に木綿豆腐を入れたいけれど、絹豆腐しか無い時は、しっかり水切りして使う、という方法もいいですね。

塩水につけておく

豆腐を約20分間、塩水に浸すことで煮崩れを防ぐことができます。

豆腐を完全に浸かるくらいの水に、大さじ1の塩を加えて溶かします。

塩水から取り出した豆腐は、キッチンペーパーで表面の水分をしっかりと拭き取り、その後、鍋に使用します。

豆腐を鍋に加える適切なタイミング

最後に、豆腐を鍋料理に加えるタイミングについてご紹介します。

 

木綿豆腐を入れるタイミングは、具材や煮込み時間によって調整してください。

じっくりと味を吸わせたい場合は、料理の最初の方に加えるとよいでしょう。

木綿豆腐は味が染み込みやすいので、途中で加えてもよいですね。

 

対照的に、絹ごし豆腐は、そのなめらかでやわらかい食感を生かすために、加熱時間を短くするのが良いでしょう。

絹ごし豆腐は、あったまればOK、という感じですね。

 

豆腐を鍋に入れる際は、崩れ防止のために、鍋の端にそっと置くようにしましょう。

まとめ

木綿豆腐は、硬めでざらっとした食感。

食べ応えがあり、細かい空洞があるため味が染みやすいです。

それに対し、絹ごし豆腐は、やわらかく、つるっとした食感で、水分が多く味はほとんど染みません。

鍋に入れる豆腐は、それぞれの豆腐の特徴と、個人の好みで選ぶとよいでしょう。