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糊がない時の便利な代替案!手元にあるもので解決しよう

デンプンのり 暮らし

学校での授業や工作で、糊をよく使った記憶がある方も多いでしょう。

しかし、大人になるとそんな機会も減り、糊を使うこと自体が珍しくなります。

でも、いざ糊が必要になった時、手元にないと困ることがありますよね。

そんな時、家にあるもので代用できるアイテムをご紹介します。

予期せぬ糊不足に役立ててください。

糊の代わりに使える身近なアイテム

さっそく、身の回りにあるもので糊の代わりになり得るアイテムを紹介していきます。

ごはん

糊の良い代替品としては、炊き立てのごはんがあります。

ごはんに含まれるデンプンが、粘り気のある糊の役割を果たしてくれるのです。

米粒を潰した糊は、昔から「ソクイノリ」と呼ばれ、活用されてきました。

1、2粒の少量のごはんを潰して、封をするなどの軽い接着が必要な場面で使うと便利です。

小麦粉

また、小麦粉も非常に優れた糊の代替品です。

子供のころに使った白い糊、あれはデンプンを主成分としており、実は小麦粉からも作ることができます。

作り方

 材料: 小麦粉、水、鍋

  1. 小麦粉大さじ2に対して水200ccを鍋に入れ、よく混ぜます
  2. 弱火にかけながら更に混ぜ、ドロッとしたら完成です

手軽にできるので、使いたい分だけ作ってください。

食品からできているため保存性は低めですが、冷蔵庫で保管すれば2~3日は大丈夫です。

じゃがいものデンプン(片栗粉)

片栗粉も糊の代用品に使えます。

片栗粉は、本来はカタクリの地下茎から作られたデンプンの粉ですが、多くの片栗粉はジャガイモのでんぷんで作っています。

じゃがいもから取れるデンプン、つまり馬鈴薯澱粉(ポテトスターチ)は、デンプン含有量が豊富で、自家製の糊を作るのに適しています。

ただし、小麦粉と比べると、温度が低い段階で早く固まり始めるため、ダマができやすい点に注意が必要です。

加熱している間は、常にかき混ぜ続け、適度にとろみが出たら火からすぐに下ろしてください。

作った糊はその日のうちに使い切るか、もし保存するならば冷蔵庫へ入れましょう。

コーンスターチ

コーンスターチ、すなわちトウモロコシから作られるデンプンは、一般的なデンプン糊の主要成分です。

コーンスターチを水で溶かし、加熱することで、糊のようにゼリー状に固まります。

マニキュア

思いがけず、マニキュア(ネイルポリッシュ)も糊の代わりになり得ます。

使用済みのものでも全く問題ありません。

マニキュアを使うと、一度接着すると跡を残さずに開封することが難しくなるため、防犯にも役立ちます。

切手を貼る際にも活用できるので、持っていると便利です。

ただし、透ける恐れがあるため、できれば透明か薄い色のものを選んでください。

アイプチ

二重まぶたを作る際に用いるアイプチも、糊の代わりとして使えます。

もともと皮膚に貼り付けるために使用されるものなので、糊としても効果的です。

ただし、乾燥すると黄色く変色することがあるため、色がついては困る場合や、薄い紙を接着する際は使用を控えた方が良いでしょう。

靴下止め

特に学生に親しまれているソックタッチのような靴下止めは、靴下が滑り落ちないようにする糊ですが、これも糊の代わりとして使えます。

皮膚に使用することを前提としているため、紙に対しては接着力が不足している場合があります。

大切な文書には使わない方が賢明です。

障子糊

障子紙と木材を接着するために使われる障子糊は、ある程度の接着力を持っており、糊の代わりとして使うことができます。

和室がある家や、紙と木を接着する必要がある場合には、一度試してみる価値があります。

しかし、デンプン糊に比べると接着力が弱いので、しっかりと固定したい場合は、何層かに重ねて塗るか、補強のためにテープを使うことをおすすめします。

糊の代わりになるものの選び方

糊の代わりに何を使うか選ぶ時、大切なのは「どれくらいの期間、接着しておく必要があるか」をよく考えることです。

通常、糊で接着したものは、無理に剥がそうとしなければその状態を保ち続けます。

しかし、代わりに使うものによっては、時間が経つにつれて劣化したり、色が変わったり、剥がれてしまうことがあります。

長持ちする代用品

  • ごはん
  • 小麦粉
  • 片栗粉
  • コーンスターチ
  • ネイルポリッシュ
  • 障子糊(紙を貼る場合)

長持ちしない代用品

  • 靴下止め
  • アイプチ

この情報を基に、接着するものが長期間必要なのか、一時的なもので良いのかを判断し、適した代わりのものを選びましょう。

代わりのものは一時的な解決策

ここで紹介した糊の代わりのものは便利ですが、それらが一時的な解決策であることを忘れてはいけません。

たとえば、ごはんや小麦粉は本来食品であり、マニキュアやアイプチは化粧品です。

これらを本来の目的とは異なる用途で使用する時は、注意が必要です。

大切な書類や重要な手紙には、専用の糊を使用するべきです。

長期間の保管での変色やカビ、水濡れや衝撃での紛失リスクも考えると、重要なものほどしっかりとした糊で接着することをお勧めします。

糊は簡単に手に入り、価格も手頃なので、なくなったら早めに補填しましょう!

まとめ

糊の代わりには、ごはんを潰して使うのが簡単で便利です。

小麦粉、片栗粉、コーンスターチも、水を加えて加熱することで接着材として使用できます。

マニキュアやアイプチのような化粧品も、状況に応じて糊として使えることがありますが、変色や接着力に問題が生じる可能性があるので注意が必要です。

障子糊は紙を接着するのに役立ちますが、接着力が弱い場合もあります。

何を接着するかに応じて、最適な選択をすることが大事です。